自動車メーカー各社が鳴り物入りで新型車をお披露目しても、一般紙などに取り上げてもらえないケースも多々あるが、SUBARU(スバル)が3月9日に正式発表した新型の電気自動車(EV)『トレイルシーカー』は“別格”のようだ。
きょうの読売と朝日が経済面のど真ん中に、すでに3月10日、東京・渋谷区のスバル本社のショールームで撮影したとみられる新型EV「トレイルシーカー」の大きな写真付きで取り上げている。
両紙のタイトルをみると、読売は「スバル新EV 受注開始」をメインに「世界販売 初の自社生産」。朝日も「スバル 初の自社生産EV」。そして「『ワゴン風のSUV』受注開始」と掲載している。
新型EVのセールスポイントは「スバルが得意とするアウトドア向けの仕様で、ゴルフバッグが四つ入る大容量の荷室を確保。充電前にバッテリーの温度を上げる機能を搭載したことで、充電性能が落ちる寒冷地でも残量10%から80%まで約28分で急速充電できる」(読売)という。
さらに、「車両価格は税込み539万~638万円。1車種目のEV『ソルテラ』は政府から最大128万円の補助金を受けられる対象となっており、トレイルシーカーも同等の補助金が受けられるとみられる」(朝日)とも。
たしかに、新型EVにはそれなりの商品価値があると見受けられるが、それよりも、ニュース性としては「資本提携するトヨタ自動車と共同開発した2車種目のEVで、1車種目はトヨタに生産を委託していたが、今回初めて世界販売するEVとして初めてスバルの自社工場で生産する」ことが大きいようだ。
朝日によると、「群馬製作所矢島工場の生産ラインを改修し、ガソリン車やハイブリッド車に加え、EVも混流できるようにした。同工場では、トレイルシーカーと同じ車台を使うトヨタのEV『bZ4Xツーリング』の生産も担う」とも伝えている。
スバル トレイルシーカー ET-HS 20インチホイール
2026年4月10日付
●イラン、ホルムズ再封鎖、イスラエル、レバノン攻撃で (読売・1面)
●スバル、新EV受注開始、世界販売初の自社生産(読売・8面)
●石油備蓄20分追加放出へ(朝日・3面)
●日産がAI搭載の次世代車、29年めど投入へ、独自アプリストアも(朝日・6面)
●主張、ながら運転が惨事を招く(産経・2面)
●自動車保険「ネット経由」拡大、損保3社、4~12月販売1割増、代理店より安く移行需要(日経・7面)
●タイ自動車ショーの予約台数、BYD最多、トヨタ続く(日経・10面)
●日産、中東向け車両、米に輸出、出荷続け減産避ける(日経・13面)
●クルマの「鮮度」常に保つ、ソフト更新で購入後も機能向上、買い替えサイクル延びる (日経・14面)




