「販売予約できるモーターショー」中国車が日本車の2.5倍の人気に、計13万台受注でバンコクショー主催者「時代が我々に追いついてきた」

日本より早くタイ市場に投入されたトヨタ FJクルーザー(バンコクインターナショナルモーターショー2026)
日本より早くタイ市場に投入されたトヨタ FJクルーザー(バンコクインターナショナルモーターショー2026)全 15 枚

4月5日、3月25日から開催されていた「第47回バンコクインターナショナルモーターショー」が3月25日から4月5日に開催された。12日間合計の来場者数は179万8312人。2025年のジャパンモビリティショーは入場者数が101万人だったから、その盛況ぶりは目を見張るものがある。

バンコクショーの入場者数は、コロナ禍直後の2022年が157万8898人、2023年には160万人台に達し、今回ついに170万人台、それもほぼ180万人という大台を記録した。

プレスデーの会場の様子(バンコクインターナショナルモーターショー2026)

バンコクショーの最大の特徴は「販売予約するショー」だということ。ジャパンモビリティショーをはじめ、欧米での多くのショーはコンセプトカーなどを多数展示するというスタイルで、販売は行っていない。バンコクショーは50年近く前の第1回から販売も行うというスタイルを続けている。2004年にはOICA(国際自動車工業連合会)に認定されたモーターショーとなった。

バンコクインターナショナルモーターショー事務局長を務めるジャトロン・コモリミス氏によれば、「タイ人の気質としてただ見るだけでは納得しないし、ショーにも来ないだろう。OICA加盟時には、販売をやめるように言われたけど、我々は受け入れなかった。今はパリサロンでも販売をするようになった。時代が変わった。時代が我々に追いついてきた」と語る。

◆中国ブランドの予約台数は日本の約2.5倍に

タイで販売されたBYDのモデルは11万6000台を超えた(バンコクインターナショナルモーターショー2026)

タイに自国の自動車メーカーはなく、すべてが海外ブランドだ。そして輸入車にはとても高い関税が掛かる。しかし、タイ国内の工場で作られたクルマは国産車として扱われるので、関税は掛からない。また、2023年まではEVに限って輸入関税を減税、免税する制度があった。ただし、2024年中に輸入した以上の生産をしなくてならないという条件をつけていた。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

アクセスランキング

  1. 光岡自動車、ノア / ヴォクシーの新型搬送車発売…機能を絞って
  2. スズキ『ジムニー』の丸目が進化!? 2027年以降、大幅改良でどう変わる
  3. 新型『ヴェゼル』を黒で飾る、ホンダ純正アクセ「ブラックスポーツスタイル」発売 新アイテムも続々
  4. ホンダ『ZR-V』の顔が大胆に変わる!? 2028年、大幅改良の進化ポイントは
  5. パナソニック ホールディングス・人事情報 2026年10月1日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  5. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
ランキングをもっと見る