メルセデスベンツの新型電動グランドリムジン『VLE』、航続最大713km…欧州受注開始

・メルセデスベンツの新型電動グランドリムジン「VLE 300 electric」が受注開始。5人乗りは8万2260ユーロから。

・WLTPベースで最大713kmの航続距離を実現。800V電気アーキテクチャにより15分で最大355km分の充電が可能。

・2027年には約18cm長いロングバージョンと80kWhのLFPバッテリー搭載モデルも追加予定。

メルセデスベンツ VLE
メルセデスベンツ VLE全 12 枚

メルセデスベンツは、新型電動グランドリムジン『VLE』の受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は8万2260ユーロ(約1535万円)だ。

【画像】メルセデスベンツ VLE

メルセデスベンツ VLEメルセデスベンツ VLE

市場投入時には、2つの仕様が用意される。「VLE 300 electric」は、リアアクスルステアリングやイージーパックテールゲート(リアウィンドウ独立開閉機能付き)などを含む「アドバンスド プラス パッケージ」搭載モデルと、ヘッドアップディスプレイ・MBUXスーパースクリーン・デジタルライトなどを含む「プレミアム プラスパッケージ」搭載の「エクスクルーシブ」バージョンの2種類だ。

いずれもエアマティック エアサスペンションとパノラミックルーフ「スカイビュー」を標準装備する。5人乗りは8万2260ユーロ、6人乗りは8万2712ユーロから。

■最大713kmの航続距離、15分で355km分の急速充電

メルセデスベンツ VLEメルセデスベンツ VLE

発売時のモデルは出力203kWを発揮。標準装備+アドバンスド プラスパッケージ仕様の「VLE 300 electric」はWLTPベースで最大713kmの航続距離を実現する。

車体サイズは全長5309mm、全幅1999mm、全高1951mm(標準ボディ)。フロントホイールドライブを採用し、使用可能容量115kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。

最新の800V電気アーキテクチャにより、わずか15分で最大355km分(WLTP)の充電が可能。最大300kWの出力に対応した800V急速充電ステーションでのDC充電に対応するほか、オプションのDCコンバーターを使用することで400V急速充電インフラも利用できる。

■「ロール&ゴー」で柔軟なシートアレンジ

メルセデスベンツ VLEメルセデスベンツ VLE

新採用の「ロール&ゴー」コンセプトにより、手動操作のシートを前後に移動・折りたたみ・取り外しが容易に行える。取り外したシートは内蔵の4輪を使ってガレージに転がして収納できる。

さらに、このセグメントで唯一の機能として、リモートでシート配置を変更できる「リモート バリアブル リアスペース」を搭載。MB.OSを通じ、インフォテインメントシステム、サイドウォールパネルのシートコントロールボタン、またはメルセデス・ベンツアプリから電動リアシートを操作できる。

設定できるモードは4種類だ。「バゲッジ」は全シートを最前方に移動し、荷室スペースを最大化。「エグゼクティブ」は全シートを最後方に移動し、前列リアシートの足元スペースを最大化。「ピープル&バゲッジ」は荷室と両列の足元スペースをバランスよく確保。「スタンダード」は全シートを標準位置に戻す。

■今後の展開として4MATICモデルやAMGラインも順次追加

2026年中に、115kWhバッテリー搭載の4MATIC全輪駆動モデル、AMGライン、AMGライン プラス、追加装備パッケージ2種(アドバンスドパッケージ、プレミアムパッケージ)が順次追加される予定。全バージョンで5・6・7・8人乗りが選択可能となる。標準装備の5人乗り「VLE 300」は7万0464ユーロ、6人乗りは7万0916ユーロからとなる。

■2027年にはロングバージョンと80kWhモデルも登場

2027年には、標準ボディより約18cm長いロングバージョンが受注開始予定。また、80kWhのリチウム鉄リン酸カソード(LFP)バッテリーを搭載したエントリーモデルも追加される。フロントホイールドライブまたは4MATICから選択可能で、「VLE 250」の5人乗り標準仕様は6万4804ユーロ、6人乗りは6万5261ユーロからとなる予定だ。

《森脇稔》

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