新ブランド「EMTA」始動、2027年に軽EV投入…2029年までに4車種展開

EMTA(エムタ)
EMTA(エムタ)全 4 枚

EMT(本社:横浜市)は5月27日、日本市場向けの新自動車ブランド「EMTA(エムタ)」を発表した。2027年の市場投入に向け本格始動する。

【画像全4枚】

EMTAというブランド名は「Easy, Made To All」を語源とし、「すべての人の日常を幸せにする」というパーパスを掲げる。ブランドプロミスには「Daily Magic」を設定し、近所の買い物や駅までの送迎、雨の日の駐車場、家族との移動といった日常の場面に「ちょうどいい」「楽」「Wow」の3つの価値を届けることを目指す。

◆商品計画:軽EVを皮切りに2029年までに4車種

第一弾モデルとして2027年に軽自動車規格のEVの発売を予定している。日本では新車販売の約3台に1台が軽自動車であり、平均月間走行距離は約400kmと、日常の移動に深く根ざした存在と位置づける。

軽EVを皮切りに複数セグメントへ展開を広げ、2029年までに合計4車種の投入を計画する。将来的には世界市場への展開も視野に入れている。

2029年までに4車種を展開(イメージ)2029年までに4車種を展開(イメージ)

◆4つのコア技術

EMTAは「Daily Magic」を実装するため、以下の4つのコア技術を開発した。

1. Magic SDV(ソフトウェア・デファインド・ヴィークル):フルスタックのOTA(無線アップデート)により、納車後もユーザー体験や走行性能、航続距離を継続的にアップデートする。

2. Magic Sync(マジック・シンク):スマートフォンを持って車に近づくだけで解錠・起動し、シート位置やエアコン温度など各種設定を乗る人ごとのプロファイルへ自動で切り替える。

3. Magic EV(軽EV専用プラットフォーム):軽自動車規格の制約の中で居住性と衝突安全性能を両立させるためゼロから新規開発したプラットフォーム。V2H(自宅給電)・V2L(100Vコンセント給電)を装備し、災害時の非常用電源としても活用できる。

4. Magic Drive(マジック・ドライブ):日本最高水準を目指す運転支援システム。エンドツーエンド方式のレベル2自動運転支援システムの搭載を計画し、日常利用シーンでの運転負荷軽減と安全性向上を目指す。

◆顧客体験:Magic SpotとMagic Connect

販売・サービス面では、ショッピングモール内の小型拠点や移動型の出張店舗など生活導線上の多様な接点を展開する「Magic Spot」と、店舗・アプリ・コールセンターをまたいで顧客情報を一元管理する「Magic Connect(One ID構想)」を推進する。購入前から購入後まで途切れない顧客関係の構築を目指す。

◆経営体制

CEOの何暁慶(か・ぎょうけい)は自動車業界で40年以上の経験を持ち、南京汽車、上海汽車、奇瑞汽車、フォードなど複数の自動車OEMグループで経営幹部を歴任。英国MGをはじめとする海外ブランドとの戦略的提携にも携わってきた。

CTO(最高技術責任者)には山本浩二、CMO(最高マーケティング責任者)には打越晋が就任し、日本の自動車市場と生活者感覚を熟知するメンバーが中核を担う。

■EMT エムタ の軽EVはこんな車…日本主導で開発、スピード感は中国レベルで
https://response.jp/article/2026/06/01/412070.html

■EMT エムタ はなぜ日本で起業したのか…「日常の不便」解決へ軽EV投入
https://response.jp/article/2026/05/28/411936.html

《高木啓》

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