液体水素で走るレーシングカー、トヨタが「ル・マン24時間レース」で走行シーンを披露[詳細画像]

TOYOTA RACING TR LH2 レーシング・プロトタイプ
TOYOTA RACING TR LH2 レーシング・プロトタイプ全 21 枚

TOYOTA RACING(トヨタレーシング)は、6月10日から14日までフランスのサルト・サーキットで開催される「第94回ル・マン24時間レース」で、液体水素を燃料とする『TR LH2 レーシング・プロトタイプ』を初公開。デモンストレーション走行を披露した。

【詳細画像】走行シーンを披露した『TR LH2 レーシング・プロトタイプ』

TR LH2 レーシング・プロトタイプは、ル・マン24時間レースに参戦する『TR010 ハイブリッド』と同一のシャシーをベースに開発されたプロトタイプだ。モータースポーツにおける水素技術の開発をさらに前進させることを目的としている。

11日におこなわれたデモンストレーション走行では、トヨタ・レーシングのチームディレクター中嶋一貴氏がステアリングを握り、全長13.626kmのサルト・サーキットを走行。水素エンジンならではのサウンドと走りをサーキットを訪れるファンに届けた。6月13日12時45分(日本時間19時45分)にも走行を予定している。

TOYOTA RACING TR LH2 レーシング・プロトタイプTOYOTA RACING TR LH2 レーシング・プロトタイプ

トヨタのモータースポーツにおける水素エンジン開発の歩みは、日本のスーパー耐久シリーズに参戦するROOKIE Racingの『ORC ROOKIE GRカローラ H2 コンセプト』から始まった。同車は2021年から気体水素を燃料として使用し、2023年には液体水素を燃料とするクルマへと進化した。

ラリー競技では、2022年のFIA世界ラリー選手権(WRC)イープル・ラリーで『GRヤリス H2』がデモ走行を実施し、水素エンジンの可能性を初めて示した。さらに2025年のラリー・フィンランドおよびラリー・モンテカルロでは『GRヤリス ラリー2 H2 コンセプト』がデモ走行を行い、取り組みが次のフェーズへ移行していることを印象づけた。

ル・マンの舞台では、2023年にORC ROOKIE GRカローラ H2 コンセプトがサルト・サーキットでデモ走行を実施するとともに、将来のル・マンにおける水素カテゴリーを見据えたコンセプトカー『GR H2 レーシング・コンセプト』を発表。2024年のル・マンでは液体水素を燃料とする『GR LH2 レーシング・コンセプト』が展示公開されており、今年のTR LH2 レーシング・プロトタイプによる公開走行はその次なるステップと位置づけられる。

TR LH2 レーシング・プロトタイプは、ル・マン24時間レース開催期間、水素技術を紹介する展示エリア「H2ビレッジ」で展示中。カーボンニュートラル社会の実現に向けたトヨタの取り組みを関連技術やクルマとともに紹介する。

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《レスポンス編集部》

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