ドゥカティ『デスモ250 MX』発表、レブリミット15000rpmのデスモドロミック単気筒搭載

ドゥカティ デスモ250 MX
ドゥカティ デスモ250 MX全 7 枚

ドゥカティは6月18日、イタリア・ボローニャのボルゴ・パニガーレにて新型モトクロスバイク『デスモ250 MX』を発表した。2025年に登場したドゥカティ初の現代的モトクロスバイク『デスモ450 MX』に続く新モデルで、250ccクラスとして初めてデスモドロミック・エンジンが搭載されている。

【画像】ドゥカティ『デスモ250 MX』

心臓部には完全新開発の249.7cc単気筒デスモドロミック・エンジンが搭載されており、最高出力44.5ps(12500rpm)、最大トルク28.3Nm(8800rpm)を発生する。レブリミットは15000rpmに達し、このカテゴリーの新たな基準となっている。ボア×ストロークは81×48.4mmで、スーパーバイク『パニガーレ V4 R』と同一の数値が採用されている。エンジン単体重量は24.7kgと軽量にまとめられた。

スロットルボディはミクニ製44mm径を採用。ギアボックスはDesmo250 MX専用に開発された5速で、シフトアップ対応のクイック・シフターが装備されている。クラッチはブレンボ製油圧作動式(ディスク・スプリング付き7プレート)が採用されている。

ドゥカティ デスモ250 MXドゥカティ デスモ250 MX

シャシーはDesmo450 MXのペリメーター・フレームとアルミニウム製スイングアームをベースに開発されており、車両重量は103kg(燃料除く)に抑えられている。サスペンションはフロントにショーワ製49mm径倒立フォーク(ストローク310mm、カシマ・コーティング仕様)、リアにショーワ製フルアジャスタブル・モノショック(ストローク301mm)が装備されており、いずれもこのモデル専用に開発された油圧システムが採用されている。

ブレーキシステムは『デスモ450 MX』と共通のブレンボ製で、フロントにガルファー製260mmシングルディスク、リアに同240mmシングルディスクが装備されている。タイヤはピレリ製スコーピオン MX32(フロント80/100-21、リア100/90-19)が標準装着されている。

エレクトロニクス面では、ドゥカティのMotoGPおよびスーパーバイク世界選手権での経験をもとに開発されたドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC、特許出願中)が搭載されている。DTCは実際のリアホイールのスピンに基づいてエンジンパワーをリアルタイムで調整する仕組みで、3段階の介入レベルに調整可能だ。このほか、2種類のエンジンマッピング、2段階のエンジン・ブレーキ・コントロール、3段階のローンチ・コントロール、クイック・シフターが装備されており、アクセサリーのドゥカティ X-Linkアプリを通じてカスタマイズが可能となっている。

ドゥカティ デスモ250 MXドゥカティ デスモ250 MX

また、ドゥカティ・コルセが開発した予測メンテナンス・システムも搭載されている。作動パラメーターと使用条件に基づいてエンジンへのストレス指数をリアルタイムで算出し、メンテナンス間隔を自動更新する仕組みだ。MIDサービス(バルブクリアランス点検・ピストン交換)は45~60時間、エンジン全体のオーバーホールを含むFULLサービスは90~120時間を目安とし、ライダーの走行スタイルや路面状況に応じて柔軟に対応する。

アクセサリーとして、ドゥカティ・パフォーマンス・カタログからアクラポヴィッチ製チタニウム・スリップオン・サイレンサー、ブレンボ製レーシング・ブレーキ・キャリパー、ショーワ製「キット A」サスペンションなどが用意されている。また、ドルディ・パフォーマンスとのコラボレーションによるテクニカル・アパレル・コレクション(アルパインスターズ、アライ、スピーディーなど)も展開される。

デスモ250 MXは7月より一部ヨーロッパのディーラーで販売が開始される予定で、8月には北米へ、その後順次世界各地へ展開される計画だ。モデルイヤーは2027年で、カラーはドゥカティ・レッドの1色が設定されている。

ドゥカティ デスモ250 MXドゥカティ デスモ250 MX

《ヤマブキデザイン》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  2. クスリのアオキホールディングス、「cars WELLNESS」導入…従業員と社用車向けに
  3. 日産『ムラーノ』レビュー、CVT廃止と快適性に高評価…海外報道
  4. 人気の「フロントサンシェード」が再入荷、『アルファード/ヴェルファイア』40系・『N-BOX』に対応
  5. 「カッコいい!」「いかつくなってる」ホンダ『N-BOX』改良新型で表情一新!SNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「全固体なら勝てる」は本当か、LFP時代に問われる日本の電池戦略…矢野経済研究所 エネルギー&モビリティグループ 部長 田中善章氏 [インタビュー]
  2. 【トヨタ RAV4 PHEV 新型試乗】PHEVはEVよりも高級になりうる、ということを証明した…南陽一浩
  3. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  4. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
  5. タイヤは「管理する時代」へ…ダンロップが提案するフリート運用の新常識
ランキングをもっと見る