祇園祭・函谷鉾タクシー、京都市内を期間限定で運行開始…彌榮自動車とGOアプリが連携

「祇園祭・函谷鉾タクシー」
「祇園祭・函谷鉾タクシー」全 3 枚

彌榮自動車(ヤサカグループ本社)と函谷鉾保存会は、GO株式会社と連携し、期間限定で特別仕様車「祇園祭・函谷鉾タクシー」の運行を開始した。

【画像全3枚】

函谷鉾保存会は、祇園祭の伝統継承を目的に1966年に財団法人として設立され、本年で60周年を迎える。彌榮自動車は函谷鉾保存会が所在する下京区函谷鉾町の町内企業であり、長年にわたって連携のアイデアを温めてきた。この節目の年に、タクシー配車アプリ『GO』との異色のコラボレーションが実現した。

特別仕様車は、天井灯を函谷鉾の象徴である「鉾頭」に見立ててデザインした「JPNタクシー」1台で、通常のタクシーとして京都市内を運行する。さらに、GOアプリの画面上では「函谷鉾」の姿で表示され、京都市内を厄払いする趣向を凝らしている。

運行期間は6月15日から1年間(予定)。GOアプリ上での特別仕様表示は2026年7月31日までで、以降は通常表示となる。乗車記念カード「函谷鉾タクシー乗車記念カード・ちまきシール」の車内限定配布も行われる。

函谷鉾は、中国古代の故事「鶏鳴狗盗」に由来する山鉾で、応仁の乱以前の文献にもその名が記されている歴史ある鉾だ。天明の大火(1788年)で焼失し、現在の鉾は1839年に復興したもの。重要有形民俗文化財に指定されており、山鉾行事はユネスコ無形文化遺産にも登録されている。

彌榮自動車は明治末年創業。1945年に京都市内のハイヤー会社を戦時統合して設立され、「ヤサカタクシー」として親しまれている。タクシー・ハイヤー事業を基盤に、観光バスや路線バス、旅行、不動産、トヨタ系ディーラーなど多様な事業を関西圏・首都圏で展開する7業種15社からなるヤサカグループの本社だ。

《森脇稔》

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