日立ソリューションズ西日本、AI類似図面検索の最新版リリース…ものづくりワールド東京 2026にも出展

「Hi-PerBT 図面検索AI」の検索結果画面のイメージ
「Hi-PerBT 図面検索AI」の検索結果画面のイメージ全 2 枚

日立ソリューションズ西日本は、製造業向けのAI類似図面検索システム「Hi-PerBT 図面検索AI」の最新版を7月1日から提供開始する。

【画像全2枚】

同製品は7月1日~3日に東京ビッグサイトで開催される「ものづくりワールド東京」にも出展される。

最新版では、事前学習不要で形状検索に適した新たなAIエンジンを搭載した。また、Microsoft AzureのAIサービスを活用したAI-OCR技術との連携により、CAD特有のフォントや手書き文字など、従来は認識が難しかった文字情報の読み取り精度を向上させ、検索漏れを防止する。さらに、AIによる図面の自動補正機能を追加し、図面比較機能を強化した。

■背景

製造業では、製品の高度化・複雑化に加え、人材不足や熟練者の退職による技術継承が課題となっている。過去の設計資産を効率的に「検索・比較・再利用」することの重要性が高まる一方、「類似図面の検索に時間がかかる」「必要な図面を見つけられず、同じような図面を再設計してしまう」といった問題が多くの企業で生じている。

日立ソリューションズ西日本は2020年より「Hi-PerBT 図面検索AI」を提供し、図面データの利活用促進と業務改善を支援してきた。今回、検索機能と比較機能をさらに強化した最新版を開発した。

■最新版の主な特長

【1】類似形状検索とテキスト読み取り精度の向上

新AIエンジンにより、図面の軽微な形状差異を高精度で識別し、類似形状を正確に検索できる。AI-OCR技術との連携で手書き文字やCAD特有フォントにも対応し、目的の図面へ迅速かつ確実にアクセスできる。

【2】AI画像認識技術による自動補正で図面比較精度を向上

AI画像認識技術により、図面の傾きや位置・縮尺のズレを自動で検出・補正し、改訂前後の差異を正確に抽出する。レイアウト変更による誤検出を抑え、実際の変更箇所のみを高精度に可視化することで、設計変更時の確認工数削減と見落とし防止に貢献する。

【3】事前学習不要で導入期間を短縮

事前学習済みのAIエンジンを採用したことで、図面データごとの個別学習が不要となった。導入前の準備期間を従来比で約2~3週間短縮でき、学習用図面データの事前提供も不要になる。

【4】図面管理システムとの連携

図面管理システム「Hi-PerBT Advanced 図面管理」との連携により、登録済みの属性情報と組み合わせた複合的な検索が可能となり、必要な図面をより高精度かつ効率的に探し出せる。

日立ソリューションズ西日本は、製造業のDX推進を支援するため、「Hi-PerBT 図面検索AI」を含むPLMソリューションの機能強化を継続していく

《森脇稔》

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