中身は別物レベルの進化! スズキのスーパースポーツ『GSX-R1000R』が4年ぶり日本復活、7月17日発売へ…価格は237万6000円

スズキ GSX-R1000R
スズキ GSX-R1000R全 17 枚

スズキは、同社を代表するスーパースポーツバイク『GSX-R1000R』を大幅に改良し、7月17日より日本で発売すると発表した。昨年7月末、参戦する「鈴鹿8耐」直前に発表され日本導入が期待されていた。日本では2022年に販売が終了しており、4年ぶりの日本市場復活となる。

【画像】スズキ GSX-R1000R 新型

「GSX-R1000R」は、2017年に6代目GSX-R1000の日本仕様として初めて設定されたスーパースポーツバイクだ。

「GSX-R」シリーズは、1985年の初代『GSX-R750』発売から2025年で40周年を迎え、これまでシリーズ累計生産120万台以上を生産している。また、世界耐久選手権での20回のタイトルを含め、スーパーバイク世界選手権、全日本ロードレース選手権など数々のレースで栄光を勝ち取ってきた。

「鈴鹿8耐2025」に展示された新型GSX-R1000R(左)と初代GSX-R750(中)、GSX-R400(右)「鈴鹿8耐2025」に展示された新型GSX-R1000R(左)と初代GSX-R750(中)、GSX-R400(右)

2024年には、鈴鹿8時間耐久ロードレースに、サステナブル燃料などを使用した実験的クラスとして設定される「エクスペリメンタルクラス」へ「チームスズキCNチャレンジ」として参戦し、8位で完走。7月3日から5日に開催される「2026 FIM世界耐久選手権コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース第47回大会」では、改良された最新のサステナブルアイテムをフル装備し、優勝に向け3年目の勝負を挑む。

今回の大幅改良では、見た目はほぼ従来通りながら、その中身は別物レベルに進化しているという。

◆「スポーツバイクの王者」ならではの進化

スズキ GSX-R1000Rスズキ GSX-R1000R

“The King of Sportbikes(スポーツバイクの王者)”としての高い性能を犠牲にすることなく、排ガス規制と騒音規制に対応し、エンジン内部部品の徹底的な見直しに加えて、最新の電子制御システムや、軽量、コンパクトで信頼性が高く、幅広い温度特性を持つエリーパワー製のリチウムイオンバッテリーを採用し進化した。

999.8ccの水冷4サイクル直列4気筒エンジンはそのままに、インジェクター、シリンダーヘッド、カムシャフト、バルブ、ピストン、クランクシャフトなどのエンジン内部部品の形状などを全面的に改良し、厳しい排ガス、騒音規制をクリアしながら、高パフォーマンスと耐久性の向上を実現した。

バルブの最大リフト量は変えず、リフトカーブを変更することでカムシャフトオーバーラップを減らした。耐久レースなど厳しい環境下で使用されることを想定し、カムチェーンの幅を広くした。

スズキ GSX-R1000Rスズキ GSX-R1000R

排気システムの形状や触媒類の配置を見直すことで、排ガス規制への対応と高い出力性能を両立した。また、レイアウトを変更したことでマフラーボディがスリムでスタイリッシュなデザインとなった。

最高出力は13200rpmで190ps、最大トルクは11000rpmで108Nmを発生する。新しい鍛造アルミニウムピストンは短いスカートとカットアウェイサイドを持ち、圧縮比を13.8:1に向上させている。

軽量コンパクトで高剛性なツインスパーアルミフレームを継続して採用することで、「走る、曲がる、止まる」を極限まで進化。サスペンションはショーワ製のバランスフリーフォークとリアショックを採用し、電子制御ステアリングダンパーも装備する。ブレーキはフロントにブレンボ製モノブロックキャリパーと320mmディスク、リアに単一キャリパーと220mmディスクを装備。新しいABSユニットは従来モデルより51g軽量化された。

スズキ GSX-R1000R(鈴鹿8耐2025)スズキ GSX-R1000R(鈴鹿8耐2025)

外観上の最大の特徴となるのが、鈴鹿8耐マシンにも採用され注目されるフロントカウルの「ウイングレット」(純正アクセサリー)だ。日本製ドライカーボンを採用し、ハンドリングに重さを感じさせないようにしつつ、最適なダウンフォースを発生させる。空気の流れを整え、車体にダウンフォースを発生させることで、コーナリングからの立ち上がり時にフロントのリフトを抑制し、スムーズな加速を実現する。

また、電子制御システム「S.I.R.S.」を採用し、「スマート T.L.R.コントロール」、「スロープディペンデントコントロールシステム」などの電子機能がライダーの走行をサポートする。

さらに、軽量・コンパクトで信頼性が高く、低温時でも高い始動性を維持するエリーパワー製リチウムイオンバッテリーを採用しているのも注目だ。

◆価格とカラーラインアップ

スズキ GSX-R1000Rスズキ GSX-R1000R

カラーラインアップは、往年のレーシングマシンを彷彿させる3色、「パールビガーブルー/パールテックホワイト」(青)、「キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト」(赤)、「パールイグナイトイエロー /マットステラブルーメタリック」(黄)を設定した。

また、日本仕様の専用装備としてツーリング時の利便性を高めるETC2.0車載器を標準装備している。

メーカー希望小売価格は、237万6000円(税込)。

《レスポンス編集部》

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