3年7か月で89万台を販売! トヨタの“願い”を形にした初代『カローラ』【懐かしのカーカタログ】

トヨタ・カローラ(初代)当時のカタログ
トヨタ・カローラ(初代)当時のカタログ全 11 枚

今から60年前の1966年11月、初代『カローラ』は誕生した。「自動車をみんなのものに」というトヨタの創業以来の願いを形にしたもので、43万2000円の価格設定とするなどし爆発的な人気を集め、3年7か月で89万6778台が生産された。

【画像】トヨタ・カローラ(初代)当時のカタログ

“花の冠”を意味する車名のカローラは、当時の『パブリカ』と『コロナ』の間を埋める車種として登場。

トヨタ・カローラ(初代)当時のカタログトヨタ・カローラ(初代)当時のカタログ

全長3845mm×全幅1485mm×全高1380mm、ホイールベース2285mmのコンパクトなボディサイズのセダンで当初は2ドアのみ、登場翌年の1967年4月に4ドアが追加された。

スタイリングは“純粋に日本人のデザイナーの手で生まれたもの”とカタログでも紹介されており、独創的だが親しみやすく飽きのこないものとなっていた。

トヨタ・カローラ(初代)当時のカタログトヨタ・カローラ(初代)当時のカタログ

ボディカラーは全9色が設定され、「アフロディティ・ホワイト」「アポロ・レッド」などギリシャ神話にちなんだ色の名が付けられた。

ユニフレーム構造のボディ、前:ストラット/後:リーフスプリング式のサスペンション、ギヤ比18:1のウォーム・セクターコーラー式ステアリングなどを採用。

トヨタ・カローラ(初代)当時のカタログトヨタ・カローラ(初代)当時のカタログ

搭載エンジンは、半年強先んじて日産から発売された『サニー』の1000ccに対して『プラス100ccの余裕』を謳った1100ccの60ps/8.5kg・mの2連キャブレター式4気筒を搭載。これに4速フロアシフト式のマニュアルトランスミッションが組み合わせとなっていた。

1リッターで22km(平坦路の公式記録)の経済性で、36リットル入りガソリンタンクにより「東京を出発すれば一息で岡山あたりまで走れる計算」(カタログより)だった。1967年には“トヨグライド”と名付けられた2速ATを追加している。

トヨタ・カローラ(初代)当時のカタログトヨタ・カローラ(初代)当時のカタログ

なおセダンに1年半遅れて1968年5月には、後に兄弟車の車名として独立するファストバックの『カローラ・スプリンターSL』がバリエーションとして登場した。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?
  2. “ペタッと貼るだけ”の最新「ソーラードラレコ」クラファン開始、2K高画質&リン酸鉄リチウムイオン電池搭載
  3. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  4. 日産『フェアレディZ』改良新型、フロントにZエンブレム復活・新色「雲龍グリーン」採用…573万7600円から
  5. トヨタ『GRスープラ』790台をリコール、始動しない&火災のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  5. トヨタ自動車がARグラス「MiRZA」導入、試作工程のピッキング業務を効率化…東大発のQuarkが開発
ランキングをもっと見る