スズキは、同社を代表するスーパースポーツバイク『GSX-R1000R』を4年ぶりに復活させ、大幅改良を施し7月17日に発売する。7月3日より開幕した「2026 FIM世界耐久選手権『コカ・コーラ』鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会(鈴鹿8耐2026)」では、早くもその実車をブースに展示。待望の復活とあって、多くのファンが見て、触れて、試乗を楽しんだ。
【画像】「鈴鹿8耐2026」に展示されたスズキ GSX-R1000R 新型
◆「鈴鹿8耐」参戦マシンのベースにも
7月3日の予選で暫定13番手につけた#01 Team SUZUKI CN CHALLENGE 水野涼選手(鈴鹿8耐2026)
「GSX-R1000R」は、2017年に6代目GSX-R1000の日本仕様として初めて設定されたスーパースポーツバイクだ。
「GSX-R」シリーズは、1985年の初代『GSX-R750』発売から2025年で40周年を迎え、これまでシリーズ累計生産120万台以上を生産している。また、世界耐久選手権での20回のタイトルを含め、スーパーバイク世界選手権、全日本ロードレース選手権など数々のレースで栄光を勝ち取ってきた。
2024年には、鈴鹿8耐に、サステナブル燃料などを使用した実験的クラスとして設定される「エクスペリメンタルクラス」へ「チームスズキCNチャレンジ」として参戦し、8位で完走。7月3日から5日に開催される鈴鹿8耐では、今回の新型をベースに改良された最新のサステナブルアイテムをフル装備し、優勝に向け3年目の勝負を挑んだ。
今回の大幅改良では、見た目はほぼ従来通りながら、その中身は別物レベルに進化しているという。
◆エンジンの中身はほぼ全面刷新
スズキ GSX-R1000R 新型(鈴鹿8耐2026)999.8ccの水冷4サイクル直列4気筒エンジンはそのままに、インジェクター、シリンダーヘッド、カムシャフト、バルブ、ピストン、クランクシャフトなどのエンジン内部部品の形状などを全面的に改良し、厳しい排ガス、騒音規制をクリアしながら、高パフォーマンスと耐久性の向上を実現した。
バルブの最大リフト量は変えず、リフトカーブを変更することでカムシャフトオーバーラップを減らした。耐久レースなど厳しい環境下で使用されることを想定し、カムチェーンの幅を広くした。
排気システムの形状や触媒類の配置を見直すことで、排ガス規制への対応と高い出力性能を両立した。また、レイアウトを変更したことでマフラーボディがスリムでスタイリッシュなデザインとなった。
最高出力は13200rpmで190ps、最大トルクは11000rpmで108Nmを発生する。新しい鍛造アルミニウムピストンは短いスカートとカットアウェイサイドを持ち、圧縮比を13.8:1に向上させている。
◆注目の「ウイングレット」はオプション装備に
スズキ GSX-R1000R 新型にオプション設定されるウイングレット(鈴鹿8耐2026)軽量コンパクトで高剛性なツインスパーアルミフレームを継続して採用することで、「走る、曲がる、止まる」を極限まで進化。サスペンションはショーワ製のバランスフリーフォークとリアショックを採用し、電子制御ステアリングダンパーも装備する。ブレーキはフロントにブレンボ製モノブロックキャリパーと320mmディスク、リアに単一キャリパーと220mmディスクを装備。新しいABSユニットは従来モデルより51g軽量化された。
外観上の最大の特徴となるのが、鈴鹿8耐マシンにも採用され注目されるフロントカウルの「ウイングレット」だ。日本製ドライカーボンを採用し、ハンドリングに重さを感じさせないようにしつつ、最適なダウンフォースを発生させ、コーナリングからの立ち上がり加速をスムーズにする。このウイングレットはオプション装備(片側18万7000円)のため、純正では装着なし状態がデフォルトとなる。
スズキ GSX-R1000R 新型(鈴鹿8耐2026)また、電子制御システム「S.I.R.S.」を採用し、「スマート T.L.R.コントロール」、「スロープディペンデントコントロールシステム」などの電子機能がライダーの走行をサポートする。
さらに、軽量・コンパクトで信頼性が高く、低温時でも高い始動性を維持するエリーパワー製リチウムイオンバッテリーを採用しているのも注目だ。
◆往年のレーシングマシンを彷彿させる3色
スズキ GSX-R1000R 新型(鈴鹿8耐2026)カラーラインアップは、往年のレーシングマシンを彷彿させる3色、「パールビガーブルー/パールテックホワイト」(青)、「キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト」(赤)、「パールイグナイトイエロー /マットステラブルーメタリック」(黄)を設定した。
また、日本仕様の専用装備としてツーリング時の利便性を高めるETC2.0車載器を標準装備している。
メーカー希望小売価格は、237万6000円(税込)。
◆SNSでの反応は?
「鈴鹿8耐2026」スズキブース鈴鹿8耐では、3色すべてのラインアップを展示。「キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト」の一台は跨り試乗も可能な状態で展示されており、発表直後ということもあって他の最新ラインアップ以上に注目を集めていた。
復活まで4年、そして日本での発売が予告されてから1年ぶりの正式発売とあって、X(旧Twitter)でも多くのファンからの注目を集めている。
「欲しいな、赤でラッキーストライクのステッカー貼りたい」
「300超えちゃうんじゃないかと震えていたよ… ヨカッタ」
「黄色がなかなか攻めてていい… スズキ始まったな」
「なんかスズキっぽくないと感じるカラーリング! 良いと思います」
「スズキのフラッグシップモデルが帰ってきて良かった マフラーが細くなって好みの感じになったな~」
「すごくスズキを感じる」
「跨った感じはSSでも行けそうという好印象なバイク」
スズキ GSX-R1000R 新型(鈴鹿8耐2026)など、復活を歓迎する声や、そのカラーリングに対し関心が寄せられていた。
また、「8耐のSUZUKI CNチャレンジのGSX-R1000Rのカラーを限定で発売してほしい」といった声や、「ヒゲが無いのがいいね!」「ウイングレットがオプションなのがスズキらしい 別に要らねぇんじゃね?高くなるし みたいな 欲しい人居そうだからオプションでっていう」「ウイングレット確かに高いけど…SUZUKIのGSX-R1000R のYouTube動画見たらこの値段は納得かな…」など、ウイングレットへの注目や、純正採用ではなくオプションとしたことへの歓喜の声も上がっている。




