テスラ、対話型AIアシスタント「Grok」をOTA配信開始…普通の言葉での会話を理解し応答

・テスラジャパンが対話型AIアシスタント「Grok」を対応車両へOTA配信する

・普通の言葉で会話し、雑学やリマインド、条件に合う店提案などに対応する

・車内機能は購入時点で完成ではなく、ネット経由で後から更新される

中央のタッチスクリーンに登場するGrok
中央のタッチスクリーンに登場するGrok全 4 枚

Tesla Japanは7月21日、対話型AIアシスタント「Grok(グロック)」を、対応するテスラ車両へOTA(Over-The-Air:無線ソフトウェアアップデート)配信すると発表した。

【画像全4枚】

ユーザーはサービスセンターへの持ち込みや部品交換を必要とせず、自宅の駐車場に停めたまま、スマートフォンのアプリ更新のように車両へ新しい機能が追加されるという。

これまでの車内音声操作は、エアコンを22度にするなど決まった命令を決まった言い方で伝える形が中心だった。Grokの搭載により、普通の言葉での会話を理解し、応答するようになる。

中央のタッチスクリーンに登場するGrok中央のタッチスクリーンに登場するGrok

具体例として、渋滞で子どもが飽きてきたという状況に対し、面白い豆知識を教えるよう求めれば雑学やクイズ、物語を語りだす。また、スーパーに着いたら牛乳をリマインドしてほしいと頼めば、車両位置のGPSと連動して近づいた際にリマインドする。さらに、お腹がすいた、10分以内で駐車場があり子ども連れでも入りやすい店があるかといった曖昧な相談にも、条件を汲み取って提案し、ナビ設定まで行う。

テスラは、Grokによってカーナビやオーディオを操作する体験から、助手席に有能なアシスタントが座っているような移動体験へ変わると説明する。車の機能は購入時点で完成品であることが多いが、Grokはすでに走っている車両にネット経由で後から届く点が最大の違いだという。

同社は、運転中は手も目も塞がるため、声だけで雑談レベルの自由さでAIと話せる価値が大きいとし、渋滞や長距離ドライブの時間を質問や学び、計画に変えられる。加えて、行き先や時間帯、同乗者、直前の会話などの状況と文脈を踏まえて応答できるとしている。

なお、テスラストアについては、商業施設内で展開し、日常のお買い物やお出かけのついでに最新車両を体感できる場所。営業時間に合わせて夜間まで営業する店舗も多く、試乗予約を受け付けている。

《森脇稔》

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