高精度3Dデータ「3Dmapspocket」、熊本地震の復旧支援に無償提供…ダイナミックマッププラットフォーム

3Dmapspocketによる計測イメージ(左:高精度3次元点群データ/右:Google Photorealistic 3D Tiles)
3Dmapspocketによる計測イメージ(左:高精度3次元点群データ/右:Google Photorealistic 3D Tiles)全 1 枚

ダイナミックマッププラットフォームは、熊本地震(令和8年熊本地震)の被災地域における復旧・復興活動を支援するため、「熊本地震災害復旧支援プログラム」を開始すると発表した。

本プログラムでは、同社の総合3D空間プラットフォーム「3Dmapspocket」を、災害復旧に携わる国・自治体・インフラ事業者・建設関係者などを対象に、申請制・用途限定で無償提供する。

■3Dmapspocketとは

3Dmapspocketは、同社が自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向けに整備・運用してきた高精度3次元データを活用したデータプラットフォームだ。

全国の高速道路、自動車専用道路、国道、主要幹線道路の高精度3次元点群データに加え、グーグルの「Google Photorealistic 3D Tiles」を活用した3次元都市モデルをウェブブラウザ上で閲覧できる。

これらを同一プラットフォーム上で活用することで、被災地域周辺の道路構造や地形、建物配置などを広域かつ詳細に把握することが可能となる。距離・高さ・勾配などの計測機能も備えており、復旧・復興活動を支援する。

なお、提供するデータは地震発生後の被災状況を示すものではなく、発災前の道路形状や周辺環境を把握するための基盤情報として活用することを想定している。

■プログラム概要

提供期間は2026年7月28日から同年10月28日まで(予定)の約3か月間。対象は国の機関、地方公共団体、防災関係機関、インフラ管理者、建設・土木会社、電力・通信事業者、交通事業者、学術研究機関など。

想定される用途は、被災地域の道路・地形・周辺環境の把握、災害復旧計画の立案、インフラ点検、応急復旧工事、防災・減災研究、行政上必要な災害対応業務などだ。

ダイナミックマッププラットフォームは2016年6月に設立。日本政府のバックアップのもと、国内自動車メーカー10社などの出資により設立された企業で、北米・欧州・中東・韓国に拠点を持ち、現在26か国で事業を展開している。

《森脇稔》

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