庄内交通とジョルダンは、庄内交通が山形県で運行するバス路線において、コレクションカード「ジョルダンカード」を活用したバス利用促進の実証実験を開始した。
本実証では、対象路線の利用者に対し、乗務員がオリジナルの「バスコレクションカード」を手渡す。「バスに乗るとカードがもらえる」という新たな体験を通じて、公共交通を利用するきっかけづくりや沿線地域への関心向上につながる可能性を検証するものだ。
この取り組みは、ジョルダンが新たに開始する「のってみるPROJECT」の第一弾として実施される。「カードを集めるために乗る」「知らなかった路線や地域を知る」といった行動の変化を通じて、バス利用の新たな人口を創出するとともに、公共交通の利用促進および地域の魅力発信の効果を検証する。
■背景
近年、地方公共交通を取り巻く環境は、人口減少や生活スタイルの変化などにより大きく変化しており、バス利用者の確保は重要な課題となっている。地域住民の移動手段としてバスを維持していくためには、これまで利用する機会が少なかった人にも「乗ってみたい」と感じてもらう新たなきっかけづくりが求められている。
ジョルダンはこれまで、乗換案内をはじめとしたデジタルサービスを通じて移動の利便性向上に取り組んできた。一方で、移動の始まりには「行ってみたい」「乗ってみたい」という人の気持ちが重要であると考え、「のってみるPROJECT」を開始した。
■実証実験の概要
実施期間は2026年8月17日(月)から9月27日(日)まで。
対象路線と入手方法は、
(1)鶴岡→三川(路線バス):終点「イオンモール三川」での降車時に乗務員へ申告することで入手可能。
(2)酒田→三川(路線バス):同じく終点「イオンモール三川」での降車時に乗務員へ申告することで入手可能。
(3)仙台→鶴岡・酒田(高速バス):「仙台駅前」乗車時(17:05発・17:50発の便のみ)に乗務員へ申告することで入手可能、となる。
配布するカードは全7種類で、総配布枚数は5000枚限定。配布予定枚数に達し次第、終了となる。カードはランダムで配布され、種類を選ぶことはできない。また、1回の乗車につき1人1枚までとなっている。
両社は本実証を通じて、カードをきっかけとしたバス利用者の意識変化や地域への関心度を検証し、公共交通の新たな利用促進施策につなげていく方針だ。




