日野『レンジャー』改良新型、標識認識システムやデジタルタコグラフを全車標準装備

日野『レンジャー』改良新型
日野『レンジャー』改良新型全 6 枚

日野自動車は、中型トラック『レンジャー』を一部改良し、発売した。

【画像】日野『レンジャー』改良新型

今回の改良では、安全運転支援機能の追加、ミラー設計の変更、デジタルタコグラフの搭載を実施。ドライバーが安心・快適に働ける環境を整えることで、物流業界で深刻化するドライバー不足の解決に寄与することを目指す。

また、このモデルはARCHIONグループの統合プラットフォーム戦略の第一弾として位置づけられており、日野から三菱ふそうトラック・バスへの既存プラットフォームの供給を通じ、グループとしての競争力を強化する取り組みの一環となる。

■ 標識認識システム(全車標準装備)

速度制限や車両進入禁止などの道路標識を画像センサーが自動検知し、メーターに表示する「標識認識システム」を全車に標準装備した。90km/h以上の速度標識を検知した場合でも、車両総重量8t以上の中型トラックの法定速度である90km/hをメーターに表示するなど、実際の運用に即した制御を実現。速度超過を検出した際には警告音でドライバーに注意を促す。

■ 標識連動型車速制御システム(一部車型を除き全車標準装備)

日野『レンジャー』改良新型日野『レンジャー』改良新型

スキャニングクルーズの作動中に制限速度標識を検知すると、ドライバーへ設定車速の変更を提案。ドライバーがボタン操作で承認するだけで設定速度が制限速度へ自動的に切り替わる。さらに、ドライバーが任意で設定した速度を上限に車速を制御するFSリミッター(フューエルセービング&セーフティスピードリミッター)とも連動し、速度超過を二重に防ぐ仕組みを実現した。

■ アウターミラーの意匠を刷新

アウターミラーの意匠を刷新し、ミラーカバータイプを採用。ボデーと同色(白)を標準仕様として設定することで、夜間走行時における対向車からの視認性を高め、衝突・接触リスクの低減に寄与する。サイドアンダーミラーとアンダーミラーにはフレームレス仕様を採用し、キャブ周りの間接視界を拡大。空力性能を追求したミラー形状により省燃費にも貢献する。

■ デジタルタコグラフ(標準装備)

法定3要素(時間・距離・速度)の記録に特化した小型かつシンプルなデジタルタコグラフを搭載。SDカードに運行データを保存・電子化することで、安全な運行と法定業務の効率化を支援する。

■ 尿素タンクの見直し

尿素タンクを全車キャブ後方に移設し、タンクの形状を最適化。ホイールベース間のスペースを広く確保することで架装性を向上させ、架装変更に伴う尿素タンクの移設改造が不要となった。

なお、車両外部からのサイバー攻撃による事故防止や危険・無効なソフトウェアアップデートの防止を図る法規にも適合している。

日野自動車は、商品品質とトータルサポート品質を掛け合わせた「総合品質」を最大の強みとして、製品の安全性向上および快適な運転環境の改善を通じ、顧客・社会の課題解決と持続可能な社会の実現を目指すとしている。

《森脇稔》

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