ブリヂストンは8月28日、国立大学法人九州大学との共同研究において、天然ゴム植物「グアユール」のゲノム編集個体の作出に世界で初めて成功したと発表した。
グアユールは米国南西部からメキシコ北部の乾燥地帯が原産の低木で、組織内にゴム成分を含む植物だ。天然ゴムの主な供給源であるパラゴムノキは生育地が赤道付近に限られ、気象変動や病害の影響を受けやすい。グローバルでの自動車保有台数の増加に伴い将来の天然ゴム需要増加が見込まれる中、ブリヂストンは天然ゴム供給源の多様化を重要課題と位置づけている。
ブリヂストンは2012年からグアユールの研究を本格化し、米国・アリゾナ州にグアユール研究農園と研究施設を設立・運営してきた。レース用タイヤへのグアユール採用など実用化に向けた取り組みを進める一方、単位面積当たりのゴム生産性向上が課題の1つとなっていた。



