日野自動車、ダカール・ラリー2027参戦へ…改良車両と全国選抜の3名メカニックで36回目の挑戦

HINO600シリーズ
HINO600シリーズ全 1 枚

日野自動車は8月31日、2027年1月1日から15日にかけてサウジアラビアで開催される「ダカール・ラリー2027」に、「日野チームスガワラ」(代表:菅原照仁氏、総監督:脇村誠氏)として参戦すると発表した。

今大会は大会として49回目、開催地がサウジアラビアに移ってから8回目の開催となる。スタート・ゴール地はサウジアラビア西岸・紅海沿いのキング・アブドラ・エコノミック・シティで、サウジアラビアラウンドで最も長いスペシャルステージ(競技区間)距離となる5320kmが競われる。コースはサウジアラビア西側を大きく反時計回りに一周するレイアウトだ。

■全国販売会社から3名のメカニックを選抜

1995年から続く「販売会社選抜メカニック制度」により、全国の販売会社から選考会を経て選ばれた3名がチームに帯同する。

選ばれたのは、福島日野自動車の栁沼吉彦さん、岐阜日野自動車の竹腰貴弘さん、香川日野自動車の岡裕太さんの3名だ。この制度は1995年から始まり、2026年大会までに32社から67名のメカニックが参戦してきた実績を持つ。

3名は、日々の車両整備で磨いた技術を生かし、物資や設備が限られた環境の中で14日間・約8000kmの悪路を走り抜く過酷なレースで、車両がゴールまで止まることなく走り続けられるようサポートを行う。

■2026年大会車両をベースに熟成を重ねた車両で挑む

2027年大会には、2026年大会の車両「HINO600シリーズ」をベースに、さらに改良を加えた車両で参戦する。昨年効果を発揮したサスペンションの改良をさらに突き詰めることで、悪路でもドライバーが安心してアクセルを踏めるよう車両を安定させ、ラリー中の平均車速の向上を狙う。

チーム代表の菅原照仁氏は「2025年・2026年大会とも最終盤でのトラブルで望む結果を残せなかった。日野自動車がアーキオングループの一員となっての初戦となる2027年大会では、耐久信頼性を高めたマシンとチームの結束力で、一つでも上位を目指したい」とコメントした。

総監督の脇村誠氏は「2026年大会は完走したものの結果は満足できるものではなく、レース終了後からチームとして課題解決に全力を注いできた。チーム一丸となって戦う」と意気込みを語った。

日野自動車は「世界一過酷なラリー」と言われる舞台で、最高の総合品質(トータルサポート品質×商品品質)を実現し、36回目のダカール・ラリー参戦でのゴールを目指す。

《森脇稔》

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