モト・グッツィ、5000万ユーロ超の新工場が完成 年間3万台超の生産能力を実現

モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)
モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)全 25 枚

ピアッジオグループジャパンは9月7日、モト・グッツィの新拠点がイタリア・ロンバルディア州マンデッロ・デル・ラーリオで完成したと発表した。

【画像】モト・グッツィの新拠点

約5年の歳月と5000万ユーロを超える投資を経て完成した新拠点は、1921年の創業以来変わらず、コモ湖畔レッコ側の同地に位置する。設計はヴェネチア・ビエンナーレ建築展の金獅子賞を受賞したアメリカ人建築家グレッグ・リン氏率いる世界的なチームが担当した。

◆生産能力は年間3万台以上の新工場

モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)

新しい生産施設は1300平方メートルの太陽光パネルを備え、クラスA基準で建設された。新たに5500平方メートルの産業用建屋が加わり、工場全体の面積は3万8000平方メートルに拡大。生産能力は年間3万台以上に引き上げられ、オフィススペースも380平方メートル増設された。

最新世代の自動化エンジン組立ラインは完全新設の施設で、最終組立工場とエンジン工場は全自動のコンベアシステムで結ばれている。生産ラインの最終地点では、完成したバイクがボストンのピアッジオ・ファスト・フォワード(PFF)製の地上走行ドローンに引き渡され、最終検査に送られる。これにより作業員の身体的負担を最小限に抑え、安全性を高めている。

◆3000平方メートルの新ミュージアム

モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)

工場に隣接する3000平方メートルの新ミュージアムには、修復された160台を超える貴重な二輪車が展示される。モト・グッツィの原点となった世界に1台しかないプロトタイプ「G.P.」から現行モデルまで、WGP世界ロードレース選手権を14度制したレーシングマシンも並ぶ。ミュージアムは組立ラインを望む窓を備え、来館者はバイクが作られる工程を見ることができる。

◆複合スペースは一般開放

モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)モト・グッツィの新拠点(マンデッロ・デル・ラーリオ)

総面積4200平方メートルの複合施設には、大型のモトプレックスストア、カフェ、ワークショップやイベントのスペース、新しいオーディトリアムが設けられる。修復された風洞実験施設「ガレリア・デル・ヴェント」や、モト・グッツィのイーグルの巨大なモザイクが飾られるテラスも備える。屋外エリアは歩行者専用で、世界中からの来場者を一年中迎えられるよう設計されている。

ピアッジオグループCEOのミケーレ・コラニーノは「コモ湖畔のマンデッロ・デル・ラーリオに、過去と現在が共存しながら、世界のバイク産業でも屈指の先進的な工場が誕生する」とコメントした。

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《レスポンス編集部》

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