世界初のカーボン素材採用の折りたたみ近距離モビリティ、「WHILL Model C Lite」発売…22.5%軽量化

WHILL Model C Lite
WHILL Model C Lite全 6 枚

WHILLは、折りたためる高性能な近距離モビリティ「WHILL Model C Lite」を発売した。

【画像】WHILL Model C Lite

航空機や医療機器部品、スポーツ用品などに幅広く使われるカーボン素材をフレームに採用し、バッテリーなしの本体重量18.6kgを達成。これはウィル製品史上最軽量で、従来モデル「WHILL Model F」(24.0kg)と比べて約22.5%の軽量化となる。折りたたみ可能な電動車椅子規格の近距離モビリティとしては世界初のプロダクトだ。

カーボン素材には帝人株式会社製の炭素繊維複合材料「Sereebo P」を一部使用。軽さと剛性を両立しながら、ウィルらしいデザイン性も実現している。

■片手ワンタッチで折りたたみ、車載性を大幅向上

WHILL Model C LiteWHILL Model C Lite

折りたたみハンドルを片手で握るだけで直感的に折りたたみ・展開が可能。身体に一部制約がある方や荷物を抱えている場合でも取り回しがしやすく、車の荷室や玄関への収納もスムーズに行える。グリップハンドルも新たに備え、車への積み下ろしや持ち運びの利便性も高めた。

ウィル使用者の94%が「ウィルを車載して出かけたい」と回答しており(2025年12月実施のアンケート調査)、車載性の向上は多くのユーザーの声に応えるものだという。

■特許取得のオムニホイールで道を選ばず走行

WHILL Model C LiteWHILL Model C Lite

フラッグシップモデル「WHILL Model C2」ゆずりの特許取得済みオムニホイールを搭載。最大50mmの段差乗り越えや、凸凹道・芝生などのオフロードも走破できる。最小回転半径は811mmで、狭い道もスムーズに通行可能だ。

前輪のサスペンションに加え、後輪にはカーボンブレードサスペンションを採用し、衝撃や振動をしなやかに吸収。蒸れにくくへたりにくい高品質クッションや、斜面での片流れを防止する走行制御も備え、長時間の外出でも快適に使える。

■主な仕様

走行可能距離は23.4km(大容量バッテリー使用時は38.5km)、最高速度は6km/h、登坂能力は最大10度、耐荷重は136kg。折りたたみ時のサイズは500mm×587mm×755mmで、コンパクトに収納できる。IPX5レベルの防水性能も備える。

■価格・販売チャネル

価格は46万8000円から(非課税、送料調整費別)。WHILL公式オンラインストアや自動車ディーラー、ビックカメラ・ヨドバシカメラなど約1400店舗で購入できる。約7800事業所では介護保険レンタルも可能で、日額・月額のレンタルサービスも用意する。

■「GREEN×EXPO 2027」会場内移動サービスに採用

WHILL社は、2027年3月から横浜で開催される「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」において「会場内パーソナルモビリティ」の提供事業者に採択された。Model C Liteを100台規模で貸し出し、年齢や障害の有無、国籍を問わずあらゆる人が快適に移動できるアクセシビリティ環境の構築を目指す。

■背景にある社会課題

団塊の世代が75歳以上となった2025年以降、地方を中心に移動課題が深刻化している。2040年には高齢化率が約35%に上昇すると試算され、500m以上歩くことに困難を抱える65歳以上の人口は1200万人を超えると推計されている(3人に1人)。

WHILL社は引き続き、年齢や身体状況にとらわれず誰もが自分らしく移動できる社会の実現を目指すとしている。

《森脇稔》

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