北海道の帯広日産自動車は、MobiSaviと連携し、10月1日より、帯広日産が販売するEV全車種(『サクラ』、『リーフ』、『アリア』、『クリッパーEV』)を対象に、最長11年・16万kmの駆動用バッテリー容量保証を標準付帯する独自プログラム「EV LIFE+」を開始する。
日産のメーカー保証は新車登録から8年または累計走行距離16万kmのいずれか早い方までだが、「EV LIFE+」ではこれに帯広日産独自の保証を上乗せし、最長11年・16万kmへと延長する。対象は帯広日産で販売する新車EVおよび中古EV(中古EVは日産車に限る)だ。
保証設計にはMobiSaviのEVバッテリー性能予測データを活用している。市場の実測データの統計分析と理論式を組み合わせ、長期利用に伴う性能変化をばらつきの分布まで含めて高精度に予測する。寒冷地である北海道では、冬季の低温による一時的な航続距離低下と、長期使用による恒久的な容量低下を明確に区別して評価する点が特徴だ。
また、北海道は1台あたりの年間走行距離が長い地域であることから、年間1.5万kmペースでの走行を前提とした設計となっている。スキームの構築にあたっては、東京海上日動火災保険とも連携している。
最長11年・16万kmの容量保証は、中古EVとしての残価向上にもつながる。長く乗り続けたいユーザーには「安心の担保」を、乗り換えを検討するユーザーには「高い資産価値」を提供する仕組みだ。
帯広日産とMobiSaviは今後、長期利用の実績データを蓄積し、中古EV流通の活性化や使用済みバッテリーの再利用・資源循環へとつなげる地域循環モデルの構築を目指すとしている。




