日産『フェアレディZ』ベースのワンオフモデル「Zカゼ コンセプト」が米国で公開され、往年の「Tバールーフ」の復活にSNSでも反響が広がっている。
【画像】日産『フェアレディZ』ベースのワンオフモデル「Zカゼ コンセプト」
「Zカゼ コンセプト」は日産自動車の米国部門が、Zカーズクラブアソシエーション(ZCCA)の年次イベント「ズィーコン(ZCON)」において世界初公開したもの。「カゼ」とは日本語の「風」を意味し、このコンセプトカーの最大の特徴はカスタム設計のTトップルーフだ。日産はフェアレディZの2代目(S130型)~4代目(Z32型)まで、「Tバールーフ」を用意していた。
Zカゼ コンセプトは、オープントップならではの「風を感じる走り」を実現するために開発されたもので、スポーツカーZの7世代にわたる歴史と走る喜びへのオマージュとして位置づけられている。このコンセプトは、日産の製品プランナーとデザイナーのチームが情熱を持って企画・開発したプロジェクトだ。チームは「カリフォルニアのパシフィックコーストハイウェイを完璧な夏の日にドライブする」というビジョンを指針に制作を進めたという。
◆ノスタルジーを呼び起こすデザイン
日産『フェアレディZ』ベースのワンオフモデル「Zカゼ コンセプト」
外装には1990年代スポーツカー文化の精神を反映した「パシフィックティール」のカラーを採用。軽量なベンテッドカーボンファイバーボンネット、フェンダーフレア、カスタムカーボンファイバー製エアロボディキットなど、当時のインポートチューナーシーンへのオマージュとなる細部の変更が施されている。
ホイールには、18インチのニスモ「LMGT2」ホイールを使用。生産終了となっているこのホイールをオリジナルセットとして入手し、丁寧に修復・再組み立てを行った。フロントが幅10インチ、リアが幅11インチで、力強いスタンスを演出している。
インテリアにはカスタムホワイトレザーシートを採用し、オープンエアの開放感を強調。カーボンファイバーのアクセントトリムがハイパフォーマンスな雰囲気を演出しつつ、成熟した上質な仕上がりとなっている。シートにはBose製パーソナルプラスヘッドレストスピーカーを内蔵し、ルーフを外した状態でも音楽を楽しめる。
日産『フェアレディZ』ベースのワンオフモデル「Zカゼ コンセプト」チューナー文化に着想を得たパワートレイン
ツインターボ3.0L V6エンジンには、老舗チューニングブランドのグレッディ(GReddy)製パーツを組み合わせた。スプリームSPエキゾーストシステム、フロントマウント式エア・トゥ・エアインタークーラーキット、エアリンクスエアフィルターキットを採用。サスペンションもニスモ製コンポーネントで強化されている。
日産『フェアレディZ』ベースのワンオフモデル「Zカゼ コンセプト」◆SNSの反響は
X(旧Twitter)では、市販化への期待を寄せる声が目立つ。
現行『フェアレディZ』(RZ34)のオープン仕様を待っていたというユーザーは「ついにTバールーフのコンセプトモデルが出てきたので動揺している」と驚きを隠さず、「こんなん出されたらもう買うしかないじゃん」「ただTバーにしてくれるだけでいい」と、スパルタンな仕立てでなくてもTバー化の市販を望んでいる。別のユーザーも「ZカーOBにはたまらないTバールーフ これは欲しい」と投稿した。
歴代Zへの思い入れをのぞかせる投稿もある。Z32のオーナーからは、Tバールーフを備えた「Z32」を「最強のフェアレディZ」と語り、「発売当時はめちゃくちゃ憧れたなー」と当時を振り返る声が寄せられた。また「TバールーフRZ34フェアレディZ…ワクワク」と、新旧のZが重なるこの1台に期待を膨らませるコメントも見られた。
ボディカラーにも注目が集まっており、「フェアレディZオープン化計画が出てきたの面白い」「やっぱりやるなら水色なの分かってんじゃん」と、パシフィックティールの外装を歓迎する声もあった。




