ヒューマノイド「宮澤ノア」を新卒として迎えるカクイチ、実機が社員の前で動作を披露

新卒として迎えるヒューマノイド「宮澤ノア」の実機がカクイチに到着 社員の前で動作をお披露目、自律行動はこれから
新卒として迎えるヒューマノイド「宮澤ノア」の実機がカクイチに到着 社員の前で動作をお披露目、自律行動はこれから全 4 枚

株式会社カクイチは、2026年8月17日に発表したヒューマノイドロボットを新卒総合職として迎えるプロジェクトの進捗として、到着した実機「宮澤ノア」の開封とお披露目を行ったと発表した。

【画像全4枚】

2026年10月6日、カクイチ建材工業の工場で実施されたもので、カクイチ建材工業とカクイチ製作所の社員が見守るなか、宮澤ノアが社員の前で動作を披露した。

握手やダンス、VRによる動作反映も体験

当日は、Play Roboticsの横山皓大氏(取締役CTO)の支援のもと、宮澤ノアの動作や操作を確認した。カクイチのプロジェクトメンバーは、日頃から横山氏を講師に迎えてロボット勉強会を開いており、今回のお披露目も、これまでの学びを実際のロボットに触れながら深める機会になったという。

宮澤ノアは、握手や手を振る動き、ダンスなどを披露した。VR機器を使って人の動きをロボットに反映させる体験も行われた。社員食堂を訪れた際には、宮澤ノアが手を振って挨拶する場面もあり、社員から歓声が上がった。

ダンスをする宮澤ノア①
ダンスをする宮澤ノア②
キックをする宮澤ノア

自律行動はこれからの課題

現時点の宮澤ノアは、リモコン操作や初期プログラムによる動作が中心で、AIによる自律行動はこれからの課題とされている。今後はまず、単なる機械やAIとしてではなく、新入社員として迎えるための準備を行う。

そのうえで、お辞儀、着座・起立、音声での会話、センサーを活用した周囲の状況把握など、できることを段階的に広げていく予定だ。

2027年4月の入社式で新入社員として迎える

カクイチグループは、ロボットを既存業務に当てはめることだけでなく、ロボットが身近にいる未来を見据え、社員が早い段階から実物に触れて学び、活用の可能性を考えることを大切にしているという。社員との交流を重ねながら、将来は工場で実際に働き、人とロボットが共に成長する未来を目指す。8月17日の発表のとおり、宮澤ノアは2027年4月の入社式で新入社員として迎える計画だ。

今後も宮澤ノアの進捗は随時発表される予定で、カクイチグループは、社員とともに試行錯誤を重ねながら、ロボットと人が協働するものづくりの未来を探っていくとしている。

なお、リリースにおける「新入社員」「入社」といった表現は、ヒューマノイドロボットを人と共に働くチームの一員として位置づけるための、本プロジェクト独自の呼称である。法令上の雇用契約を意味するものではない。




ロボスタオンラインセミナー情報

ロボスタでは、国産のヒューマノイドや四足歩行ロボットの開発・量産を目指すHighlandersの増岡宏哉CEOをお招きし、オンラインセミナー「国産ヒューマノイド『N』量産と知能化への挑戦 Highlandersが描くフィジカルAIと実世界データ戦略」を10月22日(木)に開催します。

オンラインセミナー「国産ヒューマノイド『N』量産と知能化への挑戦 Highlandersが描くフィジカルAIと実世界データ戦略」を10月22日(木)に開催

Highlandersは、三菱自動車の工場で活用するヒューマノイドロボットの共同開発と、京都製作所京都工場におけるHighlanders製品の量産化について協議を進め、2027年の早い時期の生産開始を検討しています。
また、ロボットを製造、物流、インフラなどの現場で稼働させ、視覚、力覚、触覚、遠隔操作などの実世界データを蓄積。そのデータを独自のフィジカルAI基盤モデルの学習に活用し、進化したAIを再びロボットへ展開する「データフライホイール」の構築を掲げています。

セミナーでは、国産ヒューマノイドの社会実装と量産、日本発のフィジカルAI産業の可能性などについて深掘りしていきます。ぜひご参加ください。
詳しくはこちら

■自民党ロボット議連・山田太郎事務局長が語る『日本のフィジカルAI開発戦略』

日本はフィジカルAIでどう勝つのか。ロボット基盤モデル、VLA、実世界データなどの技術動向から、国家戦略の実行ロードマップまで。技術と政策の両面から読み解く85分間。

ロボスタでは、米PTCでの勤務や製造業向け企業の経営経験を持ち、現在はロボット議員連盟の事務局長としてAIロボティクス政策を推進する参議院議員・山田太郎氏をお招きして、オンラインセミナー「日本はフィジカルAIでどう勝つのか ~ロボット議連・山田太郎事務局長が語る「AIロボティクス戦略」実行フェーズ~」を11月13日(金)に開催します。

【オンラインセミナー#30】日本はフィジカルAIでどう勝つのか ~ロボット議連・山田太郎事務局長が語る「AIロボティクス戦略」実行フェーズ~

日本が強みを持つ産業用ロボットや製造業、部品・制御技術を、ロボット基盤モデルの開発や実世界データの収集・活用にどう結びつけ、国際競争力を高めていくのか。
政府が掲げる「AIロボティクス戦略」、経済産業省の「GENIAC」、国産マルチモーダル基盤モデル開発プロジェクト「FRONTia」などについても掘り下げます。
詳しくはこちら

■Honda「P2」「ASIMO」の開発者、竹中氏が登壇

日本では約30年前から、人と共存するヒューマノイドの研究開発が進められてきました。その象徴的な存在が、Hondaの「P2」と「ASIMO」です。2026年4月には、その歴史的な技術的功績が評価され、「P2」が「IEEEマイルストーン」に認定されました。

ロボスタでは、Honda「P2」「ASIMO」の開発を中核で担った竹中透氏をお招きし、オンラインセミナー「Honda「P2」「ASIMO」が残した軌跡 開発者・竹中透氏が語るヒューマノイドの原点とフィジカルAI時代の未来」を2026年11月25日(水)に開催します。

【オンラインセミナー#31】Honda「P2」「ASIMO」が残した軌跡 開発者・竹中透氏が語るヒューマノイドの原点とフィジカルAI時代の未来

当時のヒューマノイド開発の舞台裏と、そこから生まれた技術や開発思想、試行錯誤やブレークスルーについてお話しいただきます。
また、フィジカルAIによってヒューマノイドが再び世界的な注目を集める中、今後の技術進化や未来展望についても議論します。
詳しくはこちら

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《ロボスタ編集部》

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