三菱自動車が、新型『パジェロ』の開発で鳥取砂丘月面実証フィールド「ルナテラス」(鳥取県鳥取市)を使った走行試験を実施した。
同施設は宇宙産業向けの実証フィールドで、市販車開発のための走行試験を自動車メーカーが行うのは初めてだという。
三菱 パジェロ 新型
三菱自動車は、月面環境を想定した砂地フィールドでの試験を通じて、四輪制御技術を磨き、ドライバーの思い通りの操縦性と悪路走破性の向上を目指した。
砂地ではタイヤの空転や車体の沈み込みが起きやすく、「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能が厳しく問われる。今回の試験では、発進、加速、旋回、登降坂などの場面で、駆動力配分や車両運動制御が狙い通りに機能するかを確認しながら最適化した。
従来の砂地走行試験は中東やオーストラリアなど海外の砂漠地帯で行っていたが、「ルナテラス」のフィールド環境と、これまでの砂漠での試験ノウハウを活用することで国内での評価を可能にした。
三菱 パジェロ 新型また、国内で試験を行うことで試験車両の輸送にかかる期間や費用を削減し、開発と評価のサイクルを短縮できる。三菱自動車は今後も「ルナテラス」を活用し、オフロード商品群の走りの魅力を高める方針だ。
「ルナテラス」は鳥取県鳥取市にある月面環境を模擬した実証フィールドで、月面探査をはじめとする宇宙分野の研究開発の実証の場として活用されている。




