ヴェルファイアの音が激変! 純正位置を生かしたスピーカー交換とAピラー加工で実現する高音質の秘密[car audio newcomer]by マリノサウンド

ヴェルファイアの音が激変! 純正位置を生かしたスピーカー交換とAピラー加工で実現する高音質の秘密[car audio newcomer]by マリノサウンド
ヴェルファイアの音が激変! 純正位置を生かしたスピーカー交換とAピラー加工で実現する高音質の秘密[car audio newcomer]by マリノサウンド全 9 枚

カーオーディオ専門店のデモカーは高音質を体感するだけでなく取り付け方法を知る貴重な存在だ。福井県の「マリノサウンド」が製作した40系トヨタ『ヴェルファイア』には3ウェイスピーカーの高音質化と実用性を両立するインストールの工夫が詰まっている。

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◆ドアスピーカーは純正位置を生かしてシンプルに! Aピラー加工で3ウェイの高音質化を狙う

福井県のカーオーディオ専門店、マリノサウンドが用意するショップデモカーの1台がこの40系ヴェルファイアだ。来店したユーザーにまず注目してほしいのがAピラーとドアに組み込まれた3ウェイスピーカーの取り付けスタイル。実用性と高音質を両立させたインストールの狙いを代表の岩崎さんに聞いた。

「なるべく加工を少なくしてシンプルにスピーカーを取り付けたいというニーズを持つユーザーも多いです。そこでドアは純正位置を生かしてインナーバッフルで取り付けています。ただしドア内部には念入りに防振処理を施して音質面をサポートしています」

カーオーディオをグレードアップするユーザーにとって手軽でシンプルな取り付けは魅力的だが、同時に高音質化も重要な要素となる。しかし取り付け加工を最小限に抑えながら音質を追求するのは簡単ではない。そこでこのデモカーが採用したのがAピラーを加工するインストールスタイルだ。

「Aピラーは加工を施してもクルマを乗り換えるときにピラーごと交換すれば比較的容易に元に戻せます。そのため思い切った加工が可能です。このクルマではツイーターとミッドレンジをAピラーにビルトインして高音質化を引き出しています」

◆モレルの3ウェイスピーカーで高音質を追求! デモカー試聴で体感できる音の違いとは?

ショップデモカーの大きな役割となるのが試聴による高音質の体感だ。マリノサウンドがフロントスピーカーに選んだのは同ショップでも評価の高いモレルのスプリーモ602とイレイトカーボンMM3(ミッドレンジ)を組み合わせた3ウェイシステム。プロショップならではの取り付け技術とサウンドチューニングを駆使して高音質化を追求している。

「プロショップが力を入れてインストールし調整した音を聴いてもらうのがデモカーです。ツイーターであるピッコロ2の奏でるサウンドを体感してもらうことも目的のひとつです。オーディオコンペでも戦える仕様のクルマがどんな音を再生するのかリアルに体験してほしいのです。試聴することで自分の夢を描けるようになると思います。またデザイン面でもAピラーにステンレスグリルが収まった特別なスタイルを見てもらうこともこのデモカーの役目です」

ハイエンドなオーディオシステムを搭載することが多いショップデモカーだが、ユーザーの経験値によって聴き方や注目するポイントは異なる。しかしデモカーはベテランユーザーだけのものではない。カーオーディオのグレードアップを初めて考えているエントリーユーザーでも高音質の魅力を十分に感じられるという。

「例えば純正オーディオからのグレードアップを考えているユーザーを想定してみましょう。デモカーを試聴すると純正と比べて大きく異なるのが音量を上げたときの歪みの少なさだと思います。純正オーディオではボリュームを上げると音が歪むことがありますが、このデモカーはかなり大音量で聴いてもクリアなんです。音楽を聴いてスカッとしたいと思う人は多いです。それを実現するにはこの違いが重要です。そんな部分をデモカーの試聴で感じてもらえればいいのだと思います」

◆40系ヴェルファイアの車内空間を犠牲にしない! サブウーファーとDSPアンプの取り付け術

デモカーの40系ヴェルファイアにはほかにもインストール面でさまざまな提案が盛り込まれている。実際の取り付け例を見ることでユーザーが愛車への導入をイメージしやすくなり、カーオーディオのシステムアップを考えるきっかけにもなる。そのひとつがサブウーファーのインストールだ。

「40系ヴェルファイアはリアシートのスライドレールが取り外せない構造です。そこでサブウーファーを設置するためにエンクロージャーをレールの下側に収めました。具体的な取り付け例を見てもらうことで空きスペースを生かしたインストールが可能なことも知ってもらえると思います。サブウーファーユニットにはモレルのウルティモチタニウム104を選びました」

さらにDSPアンプにはヘリックスのP-SIXを採用。ここでも車内スペースを犠牲にしないための工夫が施されている。取り付け場所に選んだのはセンターコンソールの内部で、外側からはユニットが一切見えないスマートな仕上がりだ。限られた車内空間を有効活用しながら高音質化を図りたいユーザーにとって参考になる取り付け方法といえる。またサブウーファー用のパワーアンプであるヘリックスのP-TWOはシート下に設置。こちらも車内スペースを犠牲にしないインストールを実現している。

マリノサウンドではショップデモカーを高音質の試聴用としてだけでなく、実用的なインストールの実例としても活用している。ドアスピーカーは純正位置を生かしてシンプルに取り付け、Aピラーは大胆に加工して高音質化を追求。さらにサブウーファーやDSPアンプを限られたスペースに収めるなど、愛車の使い勝手を維持しながら音質を高めるためのアイデアが満載だ。プロショップのデモカーを実際に見て聴くことで、自分のクルマにオーディオを取り付けた際のサウンドやインストールスタイルをより具体的にイメージできるだろう。カーオーディオのグレードアップを考えているなら、一度デモカーの試聴を体験してみてはいかがだろうか。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務し、独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がける。カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い、現在もカーオーディオを中心に幅広い分野で執筆活動を続けている。

《土田康弘》

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