八木建設が、埼玉県久喜市で建設を進めてきた「DVC久喜物流センター」を竣工し、竣工式を執り行った。
同施設は延床面積7090㎡の賃貸用物流倉庫で、鉄骨造2階建ての倉庫棟と木造2階建ての事務所棟で構成されている。設計から施工まで八木建設が一貫して担当し、同社として物流施設では過去最大規模となる工事を約1年で完了した。施主はDVC久喜特定目的会社だ。
■東北道・圏央道が交わる交通利便性の高いエリア
埼玉県久喜市周辺は、東北自動車道や圏央道を利用できる交通利便性を背景に、物流施設や工場などの整備が進んでいる。
2026年9月には埼玉県が同じ久喜市高柳地区で産業団地の企業募集を開始しており、製造・物流に適したエリアとして位置付けられている。本施設も、埼玉北部から群馬・栃木南部までをカバーする広域物流に対応できる立地にある。
■約1年の工事を支えた工程管理と施工体制
約1年にわたる工事では、経験豊富な現場監督を配置し、日々の工程管理や現場確認を重ねながら施工を進め、大きな遅れなく完成した。竣工後には施主側関係者が現地を確認し、建物の仕上がりについて評価を得ている。
施工品質を特に重視した部分の一つが倉庫の床だ。倉庫棟では、これまで工場・倉庫建築で培ってきた施工経験を生かし、ひび割れを抑えた平滑な床面に仕上げた。2階床には同社として初めてスラブデッキ工法を採用している。
■働く環境にも配慮した事務所棟
別棟の事務所棟では、物流施設としての機能だけでなく、そこで働く人の快適性にも配慮した。内装や水回りなどのデザイン性も重視し、倉庫と事務所それぞれの用途に合わせた建物としている。
■DVC久喜物流センター概要
所在地は埼玉県久喜市高柳字溜井2927番地1 他10筆。敷地面積は5846.82㎡、建築面積は3900㎡、延床面積は7090㎡。倉庫棟は鉄骨造2階建て、事務所棟は木造2階建て。主要用途は賃貸用倉庫(入居企業は未定)。
施設の特徴として、東西2区画(各区画に専用トラックバース、計2か所)、エレベーター、庇付きの構造を備える。
アクセスは、東北自動車道・加須インターチェンジから約4.5km、久喜インターチェンジから約7.0km。圏央道・幸手インターチェンジから約8.3km、五霞インターチェンジから約8.2km。最寄り駅はJR宇都宮線・東武伊勢崎線「栗橋駅」で約2.0kmだ。



