LIXILは、2026年11月9日から20日にかけてトルコ共和国・アンタルヤで開催される国連気候変動枠組条約第31回締約国会議(COP31)において、環境省主催「ジャパン・パビリオン」に出展する。
展示ブースでは、リサイクルアルミ使用比率を高めた循環型低炭素アルミ「PremiAL(プレミアル)」と、家庭から出る廃プラスチックを新たな資源として再生した循環型素材「revia(レビア)」の2製品を披露する。2024年のCOP29では同パビリオン内のセミナー登壇にとどまっていたが、展示出展は今回が初めてとなる。
LIXILは「CO2ゼロと循環型の暮らし」を掲げる「LIXIL環境ビジョン2050」の実現に向け、主要素材であるアルミとプラスチックのリサイクルを推進している。
「PremiAL」は、世界屈指のリサイクル技術と調達ルートの構築によってリサイクルアルミの使用比率を高め、CO2排出量を新地金比で最大80%削減できる製品だ。建築物の調達・施工・解体などで発生するCO2排出量を削減できる数少ないソリューションの一つとして注目されている。
「revia」は、従来は焼却・埋立処分されていた再資源化が難しい廃プラスチックに着目し、独自技術で生まれ変わらせた素材だ。高度な分別プロセスを経ずに原材料として活用できる点が特長で、廃プラスチックとCO2排出の削減を両立させるアプローチとして評価されている。
展示ブースでは両製品の再生プロセスを図解パネルで解説するほか、原料や製品の実物サンプルを用意し、来場者が直接手で触れて品質や素材感を体感できる空間を提供する。
LIXIL Housing Technology(LHT)では、グローバル展開を一元的に推進する新組織「LHT Global」を設置しており、「PremiAL」と「revia」の積極的な海外展開を進めている。
COP31の開催地であるトルコでは、発生するプラスチック廃棄物のうちリサイクルされるのはわずか6%にすぎず、残りは埋め立てや野外投棄されているとされる。トルコ政府が掲げる「ゼロ廃棄物(Zero Waste)」政策においても、「revia」の技術は同国が抱える課題解決に貢献できると期待されている。
LIXILの2026年3月期の連結売上高は1兆5107億円。現在約5万3000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開している。




