泥酔の演技だったら良かったのに---秋田で懲戒免職第一号

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秋田県教育委員会は26日、酒酔い運転の現行犯で逮捕された40歳の男性教諭について、25日付けで懲戒免職処分にしたことを明らかにした。先月20日から秋田県教委では飲酒運転の罰則を強化。警察による摘発が発覚した場合は「原則として懲戒免職処分」としているが、今回がその適用第一号となった。

県教委によると、今回懲戒免職処分が決まったのは横手市内の県立高校に勤務していた40歳の男性教諭。調べによるとこの教諭は今月14日、自分が顧問を務める演劇部が参加した県南地区高校演劇発表会の終了後に「打ち上げ会」と称し、横手市内の飲食店において顧問同士で飲酒を含む食事を行った。

教諭は15日未明、JR横手駅近くに止めてあった自分の所有するクルマに乗って帰宅しようとしたが、横手市内で蛇行運転ほ繰り返していたところをパトロール中の秋田県警・横手署員が発見。泥酔状態と判断され、道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕した。

県教委はこの教諭が勤務する学校の校長から事態の報告を受けており、検察の判断を待ってから処分を下すとしていたが、25日に横手簡裁で罰金40万円の略式命令を受けたことから教諭を同日で超過免職処分に、また監督不行き届きがあったとして、学校長を戒告処分にする決定を行った。

秋田県では教職員に対する飲酒運転の罰則規定を5月20日から強化。それまで人身事故を起こしたときにのみ適用していた停職・免職の処分を「飲酒運転で検挙された場合には、原則として免職」に改めた。厳罰化による抑止効果を狙ったわけだが、今回がその適用第一号となってしまった。

県教委では「教育者にあるまじき行為であり、非常に情けない話。同様の不祥事が再発しないよう、今後も粘り強く周知徹底を図っていきたい」とコメントしている。

《石田真一》

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