石原都知事、東京大気汚染訴訟そっちのけで「行政にも責任はある」発言!! どういうこと?

自動車 社会 社会

1月31日に判決が出た尼崎公害訴訟で、国に大気汚染排出の差し止め判決が出たのを受けて、石原慎太郎東京都知事は「行政にも責任はある」と述べた。ちなみに東京都は、住民らが訴えている東京大気汚染訴訟では被告の立場で、「都に責任は無い」と争っている中での都トップの発言は、今後の裁判に大きな影響を与えそうだ。

尼崎公害訴訟では、大気汚染の排出差し止め策を怠ってきた国の責任を認め、損害賠償の支払いと大気汚染排出差し止めを命令した。東京大気汚染訴訟では、ぜんそく患者など約330人が国、道路管理者、都、自動車メーカーに対して約70億円の損害賠償と大気汚染排出差し止めを求めている。都はこれまで、裁判では「都に責任は無い」と争ってきたのに、石原都知事は「東京で起きている裁判も尼崎と同じ」と述べ、行政責任の所在を認めた。

ディーゼルNO作戦を実施している手前、引くに引けない事情があったとはいえ、都のトップが行政責任を認めたことから、今後の裁判の成り行きに与える影響は大きいと見られる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  4. 『頭文字D』『MFゴースト』『昴と彗星』が東京オートサロン2026に集結、AE86・BRZ・86を展示
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る