ボルボ分析に基づく、画期的なISOFIXチャイルドシート登場

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ボルボ分析に基づく、画期的なISOFIXチャイルドシート登場
ボルボ分析に基づく、画期的なISOFIXチャイルドシート登場 全 4 枚 拡大写真

ボルボ・カーズ・ジャパンは15日、新開発のチャイルドセーフティシートを発表した。同社初のISOFIX対応モデルで、ISOFIX対応モデルとしては世界初の「後ろ向き装着」タイプとなる。4月上旬発表の新型『V70』から採用される。

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ボルボが今回発表したチャイルドセーフティシートは、同社としては初めて、国際的な統一規格「ISOFIX」に対応したものだ。1972年発表の第1作から数えると、同社としては第5世代のモデルとなる。金属製のベースフレームと、そこに取り付けるベビーシート(もしくはチャイルドシート)から成っている。取り付け用のISOFIXアタッチメントは、助手席および後席の窓側左右に埋め込まれていて、まず金属製のベースフレームをISOFIXアタッチメントにはめ込み、そこに子供の年齢や体格に応じたシートを取り付ける仕組みだ。金属製ベースフレームには、後席で使用する場合のためのサポートステーも用意されている。

ベビーシートは新生児から生後9カ月位までの乳児に対応。取っ手もついているので、取り外して持ち歩くことも可能だ。チャイルドシートは9カ月から3〜4歳児までに対応している。ベースフレームの重さは5.7kg、シートの重さは3.2~3.3kg。ISOFIX対応ゆえに取り付けが簡単で、多くの事故の原因となっている誤った使い方(取り付け方)が生じる可能性が低いのが特徴だ。

また、ISOFIXタイプとしては世界で初めて「後ろ向き装着」タイプとなっているのも大きな特徴だ。これはボルボが長年独自に行ってきた事故調査と分析に基づいてのものだという。また同社はチャイルドセーフティシートの研究開発から製造まで、すべて自社内で行っており、「ボルボ車においては、エアバッグさえキャンセルされていれば、チャイルドセーフティーシートを助手席に取り付けても、後席に取り付けても安全性は変わらない」としている。

この新型チャイルドセーフティシートは、4月上旬に予定されている新型ボルボ『V70』と同時に発売される。価格は3〜4万円程度になる模様。ISOFIX規格に対応していないボルボ車にも、従来のようにシートベルトを用いて固定すれば装着可能だという。

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