フォードvsファイアストンの責任転嫁合戦まだまだ続く!?

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6日、ファイアストン社製タイヤのリコール問題について、アメリカ上・下院の両委員会で公聴会が行われたが、フォードのジャック・ナッサーCEOは午後の公聴会で「グッドイヤー製のタイヤを採用した『エクスプローラー』は事故を起こしていない」と語り、一連のリコール問題について、フォード側の責任はないとの立場を明確にした。

この公聴会に合わせ、ロイター通信記者の取材に応じたフォードの技術担当副社長は、アメリカに1年程度先行し、サウジアラビアやベネズエラなど16カ国で行われた、ファイアストン社製タイヤのリコールについて「ファイアストンに事故原因をたずねたが、修理ミスや悪路での高速走行、運転ミスによるものが原因だとの回答を受けた。グッドイヤー製タイヤを装着したモデルについては同じ地域にあっても同様の事故を起こしておらず、顧客の安全性を考えて、今回のリコールを行った」と発言、事故の責任はあくまでもファイアストン側にあると結論づけている。

公聴会ではフォード、ファイアストンとも「ウチの責任ではない」と、互いに責任転嫁を続けるという泥仕合が続いたが、下院商業委員会のトーマス・ブライリー委員長は「事故の原因が、その時点でも、そして現在も不明だからといって、現実に運転者が受ける可能性のある危険に関して、日々急増していく証拠を目の前にしながら、何の対応もしなかったことへの言い訳にはならない」と述べ、両者の責任転嫁合戦をバッサリと切り捨てた。

《石田真一》

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