日野&トヨタ、プリウスと部品共用でディーゼルハイブリッドシステム開発成功

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日野&トヨタ、プリウスと部品共用でディーゼルハイブリッドシステム開発成功
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日野自動車は27日、トヨタと共同で2〜3トンクラスのトラックに搭載可能な小型のディーゼルハイブリッドシステムを開発したと発表した。

日野は1991年に中・大型トラック(バス)に搭載可能な「ハイエムアール(HIMR)」という技術を開発している。今回開発されたものはそれより小型のクラスに搭載することを目的にしている。トヨタ『プリウス』と一部のパーツを共用化することで価格を抑えており、ベース車両に対して50%プラス程度の価格に抑えることで普及を目指すのも狙いの一つ。

エンジンには最新のコモンレール式を採用し、クールEGRシステムの採用によって燃費の向上を図った。組み合わされるハイブリッドシステムは、トヨタがプリウスで実用化したシステムと基本的には同一のもので、バッテリーなどの部品や技術を共用化している。二つのモーターを駆動に使うシリーズ式ハイブリッドで、ディーゼルエンジンの使用領域を排ガスが最もクリーンで燃費がいい範囲に制御する。燃費を従来比で約1.5倍、排出ガスは現行規制値に対して10%に程度に低減する。

燃料は低硫黄化した軽油を前提としており、同燃料が市場に出回るタイミングに合わせて商品化を行う予定で、現状では2003年を予定している。

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