大きな赤字を小さな赤字で回避? ---ホンダの世界戦略

自動車 ビジネス 企業動向
大きな赤字を小さな赤字で回避? ---ホンダの世界戦略
大きな赤字を小さな赤字で回避? ---ホンダの世界戦略 全 1 枚 拡大写真

ホンダはユーロ安/ポンド高のために稼働率が急激に落ち込んでいるイギリスの生産拠点を支援するため、現在アメリカ市場で販売している『CR-V』の半分程度を英国内の工場で生産するという方針を明らかにした。

現在、北米市場向けのCR-Vは全量が埼玉県の狭山工場で生産されている。年間の販売台数は13万台規模だが、このうちの6〜7万台については2002年から英国工場へ生産を移管することになった。

現在、ホンダが持つイギリスの生産拠点は急激なユーロ安/ポンド高のために、欧州向けの売上げが低迷しており、業績不振にあえいでいる。このため北米で売れ筋となっているSUVの生産を移管することで工場の稼働率をアップさせ、回復を狙うことになった。部品調達に為替の影響を受けることは間違いないが、工場施設を休眠させるよりは良いと判断したようだ。

イギリスで生産されるCR-Vは年間10万台規模。アメリカ向けは6〜7万台で、残りは欧州向けとなる予定だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る