ZEV法案どこまで譲歩?---「EVはベータマックスだ」

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ZEV法案どこまで譲歩?---「EVはベータマックスだ」
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CARB(カリフォルニア大気汚染管理局)が行ったカリフォルニア州のZEV法案見直しのための会議で、結局2003年に強制導入の電気自動車は4650台にまで減少した。本来2003年には州内の全自動車の1割を電気自動車に、というプランだったから少なくとも2万2000台の電気自動車の販売が課せられるはずだった。

しかし電気自動車を各メーカーが慌てて製造したものの、ほとんど実質の販売は行われず、GMの『EV-1』にいたっては製造中止というありさま。CARBでもこうした現状に則し、再来年の強制導入はほぼ無理、という判断を下した格好だ。しかしZEV法案を撤廃する気はないらしく、「2012年には電気自動車を1万5000台にまで増加させる」と目標は低くなったもののまだ希望は捨てていない。

自動車メーカーは「電気自動車の時代はすでに去った。ベータマックスのビデオと同じで、すでにマーケットから消えつつある商品だ」と冷淡。今後もZEVそのものの撤廃へ向けて圧力をかける方針。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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