真意はどこにある? GMの自工会加入申請に業界全体が困惑

自動車 社会 社会

ゼネラルモーターズ(GM)が日本GMの日本自動車工業会加盟を申請していることについて業界関係者の間では「真意がわからない」との声が出ている。

自工会会員は国内で自動車を生産する会社でなければならないという規定があり、日本で生産していない日本GMは加盟資格が資格がない。スズキと共同開発する小型車をスズキの湖西工場で生産するが、あくまで生産委託であり、これをもってGMが国内生産に乗り出すという捉え方は業界ではされていない。

それなのに、なぜあえて自工会加盟にこだわるのかは、今のところ不明。業界関係者によれば「自工会で入手できるレベルの情報ならスズキや富士重工業、いすゞなどGMグループからも充分入手できるはず」(関係者)なので、情報源として自工会を活用しようとしている可能性は低そう。

申請を受けた自工会事務局は、とりあえず「検討する」としているが、内心は「なぜ販売の団体である自販連ではなく、自工会に申請してきたのか?」と、かなり戸惑っているようだ。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  3. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  4. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る