【新聞ウォッチ】狙われたトヨタ、工場から『セルシオ』など強奪される

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【新聞ウォッチ】狙われたトヨタ、工場から『セルシオ』など強奪される
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年4月2日付

●トヨタ、「廉価版」ハイブリッド車システム開発、今夏クラウンから搭載 (日経・1面)

●トヨタ証券が個人向け投信「赤ちゃんファンド」の販売を開始(日経・3面)

●「最大の困難は英語」ルノー・シュバイツァー会長語る(日経・15面)

●仏プジョー独立貫き健闘、ディーゼル・エンジン武器に(日経・19面)

●首都高速道路回数券の買取り価格下落、金券ショップ(日経・21面)

●「ネット自動車」経済産業省と民間共同で実証試験開始(日経・23面)

●日経調べ、主要30種業況見通しで家電・自動車は堅調維持 (日経・27面)

ひとくちコメント

満開のサクラに春雪が降りかかるという風変わりな光景の中で新年度がスタートしたが、1日が休日のため、実際に経済記事が紙面を賑わすのはきょうの夕刊からである。従って、きょうの朝刊は日経新聞を除くと自動車関連の記事を載せた一般紙はどこもなかった。そこで、週末の気になるニュースをチェックすると、「トヨタの船積み場で高級車11台強奪」と、毎日などが社会面で取り上げている。

記事によると、31日午前4時半ごろ、愛知県のトヨタ自動車田原町工場内のモータープールで、船積みのために止めてあった新車のうち『セルシオ』10台と『マジェスタ』1台が盗まれたという。被害総額は約6600万円。いずれもキーが付いていたままで、犯行グループが自分で運転して、保安係員の目の前で、遮断してあったゲートを突き破り逃走したらしい。

住宅街の駐車場などから高級車を盗む事件は後を絶たないが、生産現場から新車が狙われるケースは珍しい。この種の悪質な窃盗犯を一日も早く検挙してもらいたいものだが、それにしても、保安対策なども完璧と思われていたトヨタだが、お膝元では意外に “脇が甘い”ことが露呈されてしまったようだ。(福田俊之)

《福田俊之》

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