「国に一定濃度以上の有害物質を差し止める責任がある」との判決が出された名古屋南部公害訴訟の舞台となった国道23号線で、愛知県と中部運輸局は、愛知県警の協力のもと、ディーゼル車の黒煙濃度の検査を初めて実施した。
これは国の名古屋南部地区のディーゼル対策の一環で、国道23号線を通過するディーゼル車の黒煙濃度を測定し、道路運送車両の保安基準に適合しているかをチェックした。
調査した42台のうち、1台が基準値をオーバーしていたため、整備命令を交付した。運輸局などでは、今後も街頭での抜き打ち検査を行なって、環境改善を図る。