全体相場は4日ぶりに反落したが、自動車株も総じて堅調。日産自動車が、前週末比4円高の836円と反発。円相場が1ドル=124円台で推移しており、円安による業績上方修正期待への期待が高まっている。この日の買いは、HSBC、メリルリンチなど外資系証券が中心。
トヨタ自動車も、メリルリンチ、モルガン・スタンレー経由の買いが膨らみ、前週末比30円高の4330円。このところ日本株投資を手控えていた海外投資家が、再び買いに回っているようだ。スズキも、11円高の1626円と5日続伸。5日間の上げ幅が100円に達する急騰劇を演じている。ダイハツ工業、いすゞもしっかり。
一方、三菱自動車工業が前週末比17円安の403円と3日続落。ダイムラー・クライスラーとメキシコ参入を予定している旨報じられているが、業績面への不安が拭えず市場は無反応だった。ホンダは、目先の利益確定の売りが先行し、60円安の5470円と反落。マツダ、富士重工業は前週末比変わらず。