スズキ、ATVのエンジンに日本メーカー初の技術

自動車 ニューモデル 新型車
スズキ、ATVのエンジンに日本メーカー初の技術
スズキ、ATVのエンジンに日本メーカー初の技術 全 1 枚 拡大写真

スズキは25日、アメリカ、ヨーロッパ、アセアニア地区へ輸出しているATV(4輪バギー)に新型モデルを設定。7月より販売していくことを明らかにした。新モデルは400ccの『EIGER(アイガー)』と、500ccの『VINSON(ヴィンソン)』の2タイプ5車種。

500ccモデルに搭載されるエンジンには「プラズマ溶接シリンダー」という新技術が導入されている。この技術は、シリンダブロックに異種材料を直接溶射し、薄く軽い皮膜に「スリーブ」の役割を持たせたもの。従来のエンジンは、シリンダブロックに「スリーブ」と呼ばれる厚く重い鋳鉄部品が挿入されているが、この新技術導入によって大幅な軽量化とエンジンのコンパクト化を実現している。海外の自動車メーカーでは既に実績があるが、国内自動車メーカーではスズキが初めてとなった。

当面は日本の豊川工場(愛知県豊川市)で生産、完成車の形で輸出していくが、来年2月にジョージア州ローム市に建設中のATV工場(SMAC=スズキ・マニュファクチャリング・オブ・アメリカ・コーポレーション)が完成した後は、100%海外生産に切り替える。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  5. パイオニア、『プリウス』『ジムニー』『スペーシア』専用カーオーディオ取付キット3機種を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る