【CART第9戦決勝】フランキッティが「残り1ガロン」で薄氷の勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【CART第9戦決勝】フランキッティが「残り1ガロン」で薄氷の勝利
【CART第9戦決勝】フランキッティが「残り1ガロン」で薄氷の勝利 全 3 枚 拡大写真

2001年CART「FedExチャンピオンシップ」シリーズの第9戦は五大湖のひとつエリー湖のほとり、オハイオ州クリーブランドのバーク・レイクフロント・エアポートに設けられた全長2.106マイル(3.389km)の特設コースで開催された。空港の滑走路と誘導路を利用したコースは幅が広いため、追い抜きが仕掛けやすい。一方で、バンプの多い路面がドライバーのミスを誘うなど、難しい一面も見せる。

CARTの予選はポイントランキングをもとに2つのグループに分けて行われるが、気まぐれな雨が番狂わせのスターティンググリッドを演出した。ランキング下位の第1グループがセッションを終えた直後に激しい雨が降り始め、第2グループの予選はウェットコンディションに。ドライで記録した第1グループのタイムを上回るドライバーは現れず、ランキングトップのブラックが17番手、2位のカストロネベスが23番手など、上位陣がことごとく後方からスタートすることとなった。

100周で争われたレースを制したのは、14番手からスタートしたフランキッティ(ホンダ/レイナード)。先を読んだピット戦略と省燃費走行が勝利を引き寄せた。不振のミナシアンに代わって第8戦から出場しているギドリー(トヨタ/ローラ)は、最多ラップリードを記録しながら惜しくも2位。3位にハータ(フォード/レイナード)が入り、ホンダ、トヨタ、フォードが表彰台を分け合った。

自己最高の8番手からスタートした高木虎之介は、上位陣と遜色のないペースで周回を重ね、一時は5番手を走って上位入賞のチャンスを窺わせたが、不運にも74周目に追突されてしまう。このアクシデントが響いてポジションを落としたうえ、最終ラップに燃料切れを起こして14位に終わった。また、中野信治はメカニカル系のトラブルにより、41周目にリタイアしている。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  3. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る