【新聞ウォッチ】青息吐息のマツダに1000億円規模の“輸血”

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【新聞ウォッチ】青息吐息のマツダに1000億円規模の“輸血”
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年7月17日付

●マツダに融資枠、三井住友銀行など1000億円設定協議(読売・8 面)

●野村証券、トヨタとカード分野で提携(産経・9面)

●東京海上、企業向け自動車保険の新商品発売、契約書300台分一括処理(朝日・7面)

●ファイアストン・ランペ会長表明「工場の追加閉鎖ない」(日経・13面)

ひとくちコメント

三井住友銀行や日本興業銀行など複数の取引金融機関が、マツダに1000億円規模の融資枠(コミットメントライン)を設定する方向で協議していることが明らかになった。きょうの読売、日経などが報じている。

融資枠の設定は、手数料を支払う代わりに、設定後1年間は枠内で自由に融資を受けることができる仕組み。手元資金が不足した場合でも資金ニーズに対応することが可能になる救済策だが、マツダは4800億円を超える有利子負債を抱えており、負債削減のため手元資金を取り崩して、高利の負債から返済を進めている。

自動車業界では、すでに日産、三菱が融資枠を設定しているが、各社とも資金繰りが悪化している販売会社を支援するのが大きな狙いである。だが、マツダの場合はヒット車もなく販売不振が続いていることから、せっかくの生命維持のための“輸血”も焼け石に水との声も聞こえている。

《福田俊之》

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