100トン超の貨物を搭載して自動運転!! ---新日鉄の凄いトレーラー

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100トン超の貨物を搭載して自動運転!! ---新日鉄の凄いトレーラー
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新日本製鐵は17日、工場内で使う大型の移送車輌の無人運転化に成功したことを明らかにした。日本車輌製造と共同開発したもので、積載重量はなんと103トン。フル搭載した状態で20km/hでの走行が可能だという。

これまでも磁力線誘導方式を用いた同様のシステムはあったが、重量が増すと操舵の応答性が鈍くなり、誤差も大きくなることから重量80トン、5km/hが精一杯だった。今回開発されたシステムは、ジャイロセンサーシステムを採用。理論上では200トンクラスの無人運搬も可能だとしている。開発期間はおよそ1年で、凹凸のある路面や雨にも対応する。

すでに山口県の光製鉄所に投入し、線材工場・出荷倉庫間の線材コイル棟間搬送に使用されている。工場から倉庫までの距離は350メートルで、途中に5カ所のカーブと、7カ所の交差点や横断歩道があるが、車両側に50メートル先まで検知する障害物センサーを搭載。また、交差点や横断歩道にもセンサー類を配置しているため、安全面への配慮も充分だとしている。

《石田真一》

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