ガイアックスが仲間割れ? ガイアックス? ガイアエナジー??

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ガイアックス株式会社(福岡市博多区)は、新しいアルコール系燃料『EPiON(エピオン)』の発売を23日発表する。同社はアルコール燃料の元締めガイアエナジーの元代理店だが、契約問題のもつれから分裂した。ガイアエナジーの燃料漏れと発火事件からチャンスとばかりに新燃料を発売する。

ガイアックスは福岡県にあるガイアエナジーの元販売代理店で、名称をガイアックスのまま使用している。ガイアエナジーが資金繰りが悪化した際、ガイアックスがガイアエナジーに代わってアルコール燃料を製造していたが、今年3月に製造委託契約をガイアエナジーが一方的に打ち切った。ガイアックスは契約打ち切りの無効と損害賠償を求めて提訴している。

そんな中、ガイアエナジーのアルコール燃料を使用したホンダ『オデッセイ・プレステージ』などの不具合問題が勃発、同社は苦境に陥っている。それを突くようにガイアックスは新しいアルコール燃料を発売する。ガイアックスでは「ガイアエナジーの燃料とは一切関わりの無いもので、当社の燃料は製造開始以来、現在までに一度も不具合は発生していない」としている。

ガイアックスは23日に記者会見を開き、エピオンと他社のアルコール燃料との違いを明解にし、製造を受託している大手製造会社の技術陣も説明するとしている。内輪の争いから、自動車の不具合問題が発生、この機にのって新燃料を発売、しかも似たような名前の会社同士で、果たしてアルコール燃料は本当に大丈夫なのか?

《レスポンス編集部》

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