【新聞ウォッチ】トヨタ、驚異の超低燃費「チャンピオンカー」を開発

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年8月31日付

●自工会発表、7月の乗用車生産、7カ月連続前年実績割れ(毎日・8面)

●ホンダ、国内初の家庭用の熱電併給ユニットを開発(毎日・8面)

●三菱自動車、社外監査機関を解散(産経・7面)

●トヨタ、2回目の車検後も新車時同様の点検サービス保証(産経・9面)

●スズキ、日産、BMWがリコール、合計22万4317台(産経・30面)

●マツダ、「RX−7」限定車500台を発売(読売・10面)

●トヨタ、1リットル50キロ、世界最高燃費車を開発(東京・9面)

ひとくちコメント

ホンダの『フィット』はガソリン1で23kmも走る低燃費車として知られているが、こんどはトヨタ自動車が軽油などの燃料1リットルで、その2倍以上の50kmも走行できる世界最高水準の超低燃費車を開発した。きょうの東京新聞が経済ニュース面に取り上げている。

『チャンピオンカー』と呼ばれ、1400ccディーゼルエンジンを搭載した4人乗り小型車で、車体はすべてアルミ化し、軽自動車並みの軽量化に成功。エンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車の技術も盛り込んでいるそうだ。トヨタでは、この秋開催の独・フランクフルトと東京の各モーターショーに試作車を参考出品する予定という。ただ、「商品化は未定」(トヨタ幹部)としている。

膨大な開発費に加え、車体が“電気の塊”と言われるオールアルミ製では、原価コストが跳ね上がることは間違いない。燃費効率をアピールするには効果絶大だが、エコカーの『プリウス』を発売したように、採算ベースを度外視して市販に踏み切れるかどうかが課題である。

《福田俊之》

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