盗難手配より駐車禁止ステッカーの方が大切!? 埼玉で新たな不祥事か

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埼玉県内で盗難され、手配中だったクルマが駐車違反の取締りを受けていたものの、それが盗難車と気づかずに見過ごされて取り逃していたという不祥事が明らかになった。担当の警察官は被害者に対して虚偽の報告を行っていたという疑惑も発覚している。

これは毎日新聞が5日付けの同社Webサイトで報じたもの。クルマが埼玉県坂戸市内のコンビニ前から盗難されたのは7月20日の夜。すぐに管轄である西入間署に被害届けを出し、これを受けて警察は盗難車リストに載せ、全域に手配を行った。

警察の手配以後もクルマは見つからなかったが、8月25日に被害者の家族が川越市内のスーパー駐車場でたまたまこのクルマを発見。バンパー部分には7月23日に駐車禁止の摘発を受けたことを示すステッカーが貼られていた。

被害者がこの件を川越署に問い合わせたところ、駐車違反の摘発を担当した警察官が署に戻ってから手配中の車両であることに気が付き、急いで現場に戻ったがクルマはなかったと説明。西入間署にも連絡したと説明した。

ところが川越署の警察官が「西入間署の当直担当」とした人物は当日の勤務についておらず、虚偽の説明である疑いが濃厚となった。西入間署も「そんな連絡は受けていない」と否定しており、埼玉県警では内部監査を進めていくとしている。

《石田真一》

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