ランフラットタイヤのデファクト・スタンダード争いは2003年以降、さらに加速

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ランフラットタイヤのデファクト・スタンダード争いは2003年以降、さらに加速
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ブリヂストンはサイド補強型ランフラットタイヤの生産技術を2003年以降、国内外の他のタイヤメーカーに供与していくとともに、普通乗用車を対象とした新製品の開発を行い、同時期に市場投入していく方針だという。3日付けの日刊工業新聞が報じている。

ランフラットタイヤには、ブリヂストンが開発した「サイド補強型」と、フランスのミシュランが開発した「パックス型」がある。前者はタイヤのサイド部分の厚みを増すことで、パンクしてエアーが抜けてしまった状態でもサイド部分が走行に必要な強度を保持し、90km/hで最大80キロの走行を可能とする。後者はタイヤの中に、もうひとつのタイヤ(中子)を入れたもので、エアーが抜けた場合にはこの部分がホイールを保持し、80km/hの速度で200キロの走行を可能とした。

ミシュランはすでにアメリカのグッドイヤーにこの技術を供与しているが、今回のブリヂストンの決定はこれに真っ向から対決するもの。技術を積極的に他メーカーに供与することでデファクトスタンダード化(事実上の業界標準)を目指す。

《石田真一》

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