【新聞ウォッチ】日産・三菱“負け組”同士の提携、次の一手は?

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【新聞ウォッチ】日産・三菱“負け組”同士の提携、次の一手は?
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年10月5日付

●日産・三菱「変速機」で統合、系列超え共同開発(読売・8面)

●日産子会社の「日産アルティア」などが車検用機械で談合(産経・31面)

●農協花小金井支店、1億円強奪で逃亡車酷似のトヨタ「エスティマ」現場周辺で目撃(毎日・26面)

●韓国車まだ苦戦中、日本市場、長期戦の構え(朝日・12面)

●上半期車名別販売台数、トヨタとホンダでトップ10ほぼ独占(東京・8面)

●9月の輸入車販売台数、3カ月ぶりマイナス(日経・13面)

●神奈川県内の日産の部品拠点跡地、サントリーが買収(日経・13面)

ひとくちコメント

日産自動車と三菱自動車工業が変速機事業で提携すると発表した。きょうの各紙は、昨日、都内で行なわれた記者会見に臨む両社の幹部たちが握手するスナップ写真を大きく掲載している。

「日産と三菱が提携関係を結ぶのは初めて」(産経など)だが、その席には日産のゴーン社長、三菱の園部社長、エクロート副社長ら首脳陣の姿は見られなかった。今回はリストラでは先輩格の日産が手を差しのべたことになるが、子会社が中心となる部品事業のプロジェクトのため、「トップは出席に及ばず」と判断したものとみられる。

ゴーン社長とエクロート副社長はよく会食するほどの親しい間柄で、両社が急接近しているという噂話はよく耳にする。例えば、日産側が三菱の某系列会社に対し「しがらみのない日産が引き受ければ2割以上のコスト削減が可能」と積極的に商談を持ちかけたところ、三菱側も前向きに検討しているという。「同病相哀れむ」ではないが、これからも“負け組”同士が手を結ぶケースも多くなるだろう。

《福田俊之》

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