自動車事故には県民性があらわれる…。今年も死亡者数ワースト変わらず

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警察庁は6日、12月5日現在の交通事故による死亡者数が8027人に達したことを明らかにした。8000人突破は昨年より11日遅く、昨年の同日に比べ319人(比率にして3.8%)減少した。政府は第7次交通安全基本計画で、年間の死者数を8466人以下にすることを、警察庁は1981年の水準である9000人以下にすることをそれぞれ目標としてきたが、なんとか達成されそうだ。

各都道府県別の死亡者数は北海道の487人で、不名誉なワーストワンの座を今年も明け渡すことが無かった。続いてはこれも常連の愛知県の369人。以下、千葉県の354人、埼玉県343人、東京都328人と続く。逆に最も少なかったのは、福井県と鳥取県の55人で同数だった。自動車事故には県民性が如実に反映されると言われるが、愛知県は自県在住者(住んでいる県で事故にあった被害者)の比率が高く、クルマの運転に対して注意を払っていないという性格も明らかになっている。

交通事故の死亡者数はここ数年、減少の一途をたどっているが、負傷者数は逆に急増している。事故が減ったのではなく、クルマの安全装備によって即死に至ることを免れているだけに過ぎないからで、警察では年末に向けて、より慎重に運転するように注意を呼びかけている。

《石田真一》

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