【新聞ウォッチ】トヨタ「課長」をカイゼン、ヒラメ型人間を排除

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【新聞ウォッチ】トヨタ「課長」をカイゼン、ヒラメ型人間を排除
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2001年12月17日付

●解説と提言「道路特定財源の使途見直し」大幅振り替えに意義(読売・11面)

●わかるまでQ&A、ホンダ小型車「フィット」快走、広い車内と高級感、泣きどころは利幅の安さ(毎日・9面)

●マツダ、新車開発業界最短の10カ月で、コスト圧縮(日経・1面)

●アジアの自動車販売、前年割れの可能性も(日経・11面)

●リーダーの研究、園部孝・三菱自動車工業社長、ダイムラーを「使う」(日経・13面)

●伊フィアット、世界でリストラ加速(日経・17面)

ひとくちコメント

激震の2001年もあと2週間余り。各紙とも一年を総括する企画記事が目立つようになったが、今週(19日)はトヨタとホンダが年末恒例の社長会見を予定している。『フィット』の快走で上機嫌のホンダの吉野浩行社長と巻き返しを狙うトヨタの張富士夫社長の発言が気になるところだが、そのトヨタが02年1月1日付で「課長」の業務を大幅にモデルチェンジすると、きのう(16日付朝刊)の朝日が一面トップで報じている。

この種の記事がこれほど大きな扱いになるのも異例である。報道によると、課長級社員は自ら業務をこなすスタッフの役割が求められてきたが、今後は管理職の役割として指導力や管理能力を重視するというもの。つまり、“サービス残業”をやってまで自ら仕事を抱え込むことのないように、有能な「部下」を育てることを最優先しろというわけだ。

確かに、最近のトヨタの中間管理職は、成果主義偏重から部下よりも上司の方に目を向けたヒラメ型の人間が目立つようになってきた。今回のカイゼンで蔓延しつつある大企業病がどこまで防げるのか、まずはお手並み拝見である。

《福田俊之》

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