【新聞ウォッチ】「老兵は消え去る」、国交省が個人タクシーに年齢制限

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年2月15日付

●「アシモ」が始業ベル、ニューヨーク証券取引所で海外デビュー(東京・1面)

●米国、独自の温暖化対策、ガス排出今後10年でGDP比18%削減へ(読売・1面)

●2002春闘、大手出そろう、逆風春闘頼みは車、トヨタ一時金満額も(読売・9面)

●日産元社員再雇用、残った社員との融和が成否のカギ(読売・15面)

●東京大気汚染訴訟、光化学スモッグ、自動車公害の原点(読売・32面)

●化学物質過敏症、排ガスなどに起因(毎日・15面)

●ボルボ、東証外国部の上場廃止を申請(朝日・11面)

●国交省改正、個人タクシー「75歳定年」(日経・42面)

ひとくちコメント

国土交通省は、今月から改正道路運送車両法が施行されたのを機に、個人タクシーの事業者免許の資格に「75歳未満」の年齢制限を新設した。きょうの日経が報じている。これまで個人タクシーのドライバーには実質的な年齢制限がなかった。

ところが、75歳以上になると、交通事故の発生率が急上昇しているほか「利用者から、高齢の運転手では乗っていて怖いとの苦情が多かった」などから制度改正に踏み切ったという。筆者の実感では「怖い」というよりも「鈍い」というほうが多い。飲酒をしていなければ、替わって運転してあげたいほどイライラさせる個人タクシーにも出くわす。

長寿国ニッポンだけに、お年寄りが元気で社会のために活躍されることは喜ばしいことである。だが、タクシードライバーもそうだが、医者など生命を預かる職種だけは、いつまでも資格イコール既得権で“老兵”を現役のままにしておいては……。

《福田俊之》

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