警察庁は18日、今年に入ってからの交通事故による死亡者が早くも1000人を突破したことを明らかにした。昨年より早いペースで推移していることから、全国の警察本部に対して啓蒙活動の実施や、取締りの強化などを命じた。
交通事故による死亡者は16日の段階で1005人となり、昨年の同日比では22人増加しているという。死者数が最も多かったのは福岡県の51人で、次いで東京都の50人、神奈川県の49人となる。
シートベルト未着用や飲酒、スピード違反など、ドライバー要因の事故が目立つのも特徴で、これらは取締りを強化すれば事前に防止できることから、警察庁では全国の警察本部に取締りの徹底を命じるとともに、事故防止の啓蒙活動も合わせて行うように指示した。